こんにちは
今回は有名株ブロガーのかぶ1000さんの著書である「貯金40万円が株式投資で4億円」を読んだので、その感想を書きたいと思います。
かぶ1000さんのブログはこちら
「貯金40万円が株式投資で4億円」の概要
この本の著者であるかぶ1000さんはバリュー株投資を得意とする方です。
目次に沿って、この本の概要をまずは紹介したいと思います。
序章5歳からの貯金が株で4億円に
序章はかぶ1000さんが投資を始めたきっかけが書かれています。
かぶ1000さんは中学2年生の時に40万円から株を始めたそうです。
この40万円はお年玉を毎年コツコツとためた物で、育った家庭は貧乏だったそうです。
投資を始めたきっかけは、郵便局の定期預金の金利が低下してしまい、預けていたお年玉がなかなか増えなくなることを考え、投資を始めたそうです。
それが、2019年に累計利益4億円を達成ですから単純にすごいなと思います。
第1章かぶ1000流投資スタイルの確立
この章ではかぶ1000さんがバリュー株投資を始めるまでのことが序章より詳しく書かれています。
中学生で投資を始めたかぶ1000さんはバブル景気の後押しを受けて、順調に資産を拡大し高校生で1000万円を達成します。
専門学校を卒業後地元では有名な投資家だったかぶ1000さんは証券会社にスカウトされますが、証券会社に入社んすると自由な取引ができなくなることを嫌がり、そのまま専業投資家になります。
途中せどりなどでお金を稼ぎつつ投資を続け、30歳で資産3000万円を達成します。
そして、その後も順調に資産を拡大させ2019年に4億円を達成します。
この章ではかぶ1000さんの半生が書かれている部分なので、「かぶ1000さんの投資手法を速く学びたい!!」という方にとっては読みとばしても良いと思います。
第2章かぶ1000流バリュー株投資の基本
この章から本格的にかぶ1000さんの投資手法が書かれています。
PERやPBR、ローソク足の見方など株の基礎から説明してあるので、株の初心者でも安心して読むことができる印象を受けました。
全てを書くことはできませんが、僕がこの章で大事だと思ったのは、「他人に頼らず自分の頭で考えて株を買う」というところです。
よく人の買っている株が欲しくなり、実際に買ってしまう僕に言っているように感じましたw
第3章「ネットネット株」に注目
この章ではネットネット株について書かれています。
「ネットネット株とは、流動資産から負債を差し引いた「正味流動資産」に対して株価が割安な株のことです。」と説明されています。
この説明でもよく分からない方は、1万円の現金が入った財布が5000円で売らている状態のことだと考えてもらえれば簡単です。
これは、著者が投資手法の参考にしているベンジャミン・グレアムから学んだものだそうです。
ここからは著者が詳しい割安株に投資する方法について解説しています。
第4章かぶ1000流「会社四季報」活用術
この章では目次の通り、会社四季報の活用術が書かれています。
会社四季報とは、日本の上場企業の業績やチャートなどが全て詰まった鈍器のような重さの本です。
1年で春夏秋冬の季節ごとに発売されます。かぶは中学3年生から会社四季報を読んでいるそうです。
この章では多くの企業情報が詰まった会社四季報の中でかぶ1000さんがどの数字に注目しているのか、その数字からどのような投資の判断を下すのか書いてあります。
第5章かぶ1000流「わらしべバリュー株投資」
この章は、かぶ1000さんの投資手法をより実践的に書かれている章です。
かぶ1000さんは、四季報や企業のホームページで情報を集めるだけでなく、企業に直接電話を掛けたり、企業の周辺をマップで確認したりしてよりこまかな情報を集めているそうです。
また。個別株を始めるにあたって、保有銘柄の目安や、優待株を買うときの気を付けることなどが書かれています。
第6章株式投資が資産形成に最強なワケ
この章では目次の通り、株式投資がしSン形成に最強な理由が書かれています。
個人的には、この章が最初に来る方が、読むモチベーションが上がると思いました。
もし、投資初心者の方がこの本を買われたら、第6章から読まれることをお勧めします。
この章では、株式投資を始めるのはできるだけ早い方が良いことや、かぶ1000さんのご家族も投資ですごい利益をあげていること、危険な投資法について書かれています。
この本を読んだ感想
ここまでは、この本の概要を紹介しました。
この本を読んでの僕の感想は、個別株で勝ち残り続けてる人の努力の量に素直に驚きました。
僕の投資法は成長株への順張り投資が多いです。株1000さんのような割安株投資はあまり経験がありませんが、すごく緻密に誠実に数字と向き合い、保有銘柄を選ぶ投資への向き合い方はとても勉強になりました。
投資の初心者がいきなりこの本を読んで割安株投資を行ってもほぼほぼの人がうまくいかないと思いますが、指数への投資をメインに割安株投資を行いたい人にとっては、これだけの情報や投資手法が詰め込まれたこの本はぜひ読むべきだと思います。
まとめ
「貯金40万円が株式投資で4億円」を読んだ感想と本の概要を紹介しました。
自分の投資手法とは違う投資法でも、参考になることが多い本だったと思います。
もし書店で見かけたり、僕の記事などで気になった方はぜひ手に取ってみてください。
また、このブログではほかにも投資本の感想記事を書いているので、併せてご覧ください。