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「エブリシングバブルの崩壊」を要約!米国株の次にくるのは日本株!?

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こんにちは

 

今回はエミン・ユルマズ氏の著書「エブリシングバブルの崩壊」を読んだので、その要約と本を読んだ感想をまとめていきたいと思います。

 

この記事はこんな人におすすめ

日本株に投資している。

米国株メインの投資をしている。

円安によって米国株が買えず、キャッシュが余っている。

 

今回の記事と本を合わせて読むことで、現在の世界の経済状況や今後の動きについて知ることができるので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

「エブリシングバブルの崩壊」の要約

まずは、この本を簡単に章ごとに要約していきます。総ページ数340ページほどあるので、簡単にまとめていきます。

 

くわしく読みたい方はぜひ本を購入してください。

第1章エブリシング・バブルはFRB緩和バブル

この章では現在のコロナショック以降の経済動向について簡単にまとめ近々そのバブルが崩壊するというロジックを解説した章となっています。

 

ちなみに、本書の「エブリシング・バブル」とはあらゆる資産、セクターがバブルの状態にある現在の米国の経済の現象をさしています。

 

この章で僕がおもしろいと感じたのは、中国は先行指数、日本は一致指数、米国は遅行指数という言葉。

 

中国は一番最初に景気が良くなり、一番最初に悪くなる。米国はその逆。実際のところ中国で起こった恒大集団のデフォルト危機を僕は思い出し、納得できました。

 

第2章キャリーバブルとキャリークラッシュ

この章では米国の格差社会の歴史、またはその格差が広がる構造について解説されています。

 

FRBが抱える問題や世界経済における問題が解説されていますが、結構難しい話題もあったので、難しいと感じた方は無理に読まなくてもよいと思います。

 

この本はこのあともっと面白いので、ここで挫折するくらいなら先に進んだ方が良いです。

第3章難儀きわまるインフレがやってきた!

この章では世界のインフレが日本にどう関係するのか、インフレの時代には我々はどのように対応すべきなのか書かれています。

 

インフレ・デフレについて説明がされた後でそれぞれのメリット・デメリットについても解説されています。

 

また、インフレの時代には、実物資産(金・不動産など)もしくは株での運用が良いということや、世界は今後、インフレの高止まり、景気はイマイチ、株価もさえないという時代に突入するという。

第4章日本経済の今後を考える

この章ではそんな世界の中で、日本経済の今後を考える章です。

 

この本の一番の大事なところはこの章で、なぜ日本経済が復活するのかその波に乗るにはどうすればいいのかを解説しています。

 

この世界のインフレ環境下で米国株の失速が起こると、これまで放置され続けた日本株にお金が入ってくる可能性があるので、日本株の積立が有効であると筆者は述べています。

 

またおすすめのセクターや銘柄も書いてあったので、これは本書を購入してみてもらいたいです。

 

第5章中国で全壊する習近平ワールド

この章ではお隣の国中国のバブルがとっくにはじけていること、それをもたらした原因、今後の中国経済について解説しています。

 

この章を見て僕は今年中国株を全て売って良かったと感じました。

第6章ウクライナアフガニスタンなどの地政学リスクの変化

この章では、ウクライナ」とロシアの地政学リスクについて解説しています。

 

また、アフガニスタンからアメリカ軍が撤退したことについて、タリバン政権について、これまでのアメリカとアフガニスタンの関係について解説しています。

 

こういった地政学リスクの問題や、歴史については知っておくと今後の世界の動きが分かりやすくなるので、知っておくとよいと思います。

 

第7章世界に比して無防備に近い日本のサイバーセキュリティ

この章では、NFTやメタバースなどの最新のテクノロジーについての解説とそれにともなうネット社会の進化、そんな中での日本のサイバーセキュリティの脆弱さについて説明してあります。

 

世界のあらゆる機器がネットにつながる未来になった時、ハッキングの被害の大きさは年々大きくなっていきます。

 

したがって今後サイバーセキュリティの需要が高まる一方、国を挙げてサイバーセキュリティ強化に日本は乗り出さなければならないとしています。

第8章暗号通貨の正体

最後は仮想通貨についての解説で本書は締めくくられています。

 

仮想通貨については、有識者の中でも意見が分かれるところですが、著者は仮想通貨に否定的です。

 

その理由は仮想通貨は現在決済に使うことができないほどのボラティリティがある。価値の交換手段として失敗していること。

 

金などのコモディティと比べ、本源的価値が無いこと。金は整形がしやすく導電性が高いことからジュエリー以外にも半導体に埋め込まれるなど工業用の需要もある一方で、仮想通貨は消そうと思えば消すことができるという点で、まったくの別物であると著者は語っていた。

 

米国株の次にくるのは日本株!?

この本が主張している、米国株の次に日本株がくるロジックをまとめると、米国は近々リセッション(不況)になる。

 

中国はすでにバブル崩壊しており、習近平の政治スタイルは毛沢東よりなので、長期の低迷が予想される。

 

米国もダメ、中国もダメとなった時の投資先として日本!というのが本書のエミン・ユルマズ氏の主張です。

 

僕はこの理論が正解なのかどうかは実際のところ分かりませんが、現在米国株オンリーで投資している方は、ポートフォリオの10%程度で日本株を買ってみるのも面白いと思います。

 

実際のところ日本株は30年間放置されており割安な銘柄がゴロゴロ転がっているので、高配当株投資で堅実に配当をもらいつつ、著者の理論を心待ちにしても良いと思います。

 

ちなみに、日本株は100株単位で買い付けしないといけないのがデメリットですが、LINE証券なら1株から投資できて、口座開設時に4000円相当の株をもらえるので、めちゃくちゃおすすめです。

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そして、この本1冊で現在の経済動向までの経緯と今後の動き、最新のテクノロジーが社会に与える影響まで網羅できるので、投資に興味があるなし関係なく、社会人の時事ネタの把握にも使える本だと感じました。

 

この本1を読んでからニュースの理解度が全然ちがいました。これで会社での時事ネタの会話にガンガン入っていけますし、愛想笑いで乗り切るなんてかっこ悪いことしなくて済みます。

 

そして購入するなら、間違いなく今です。この本は後々読んで知識を得るというより、今を知るための本だからです。

 

ぜひ購入ください!

 

まとめ

今回の記事をまとめると以下になります。

  1. 現在の米国はあらゆる資産がバブル状態にある。
  2. 中国はすでにバブル崩壊しており、長期で低迷すると思う。
  3. 米国が不況になった時、日本に資金が流入する。
  4. 日本株の恩恵に乗るなら、日本株の積立がおすすめ
  5. 高配当株もあり(キョロの意見)

僕は本来毎年のボーナスで米国株を購入していますが、現在1$=137円付近と到底買うことができないレベルの円安なため僕は日本株を買うのもアリだなと思い始めています。

 

とりあえず30万円をキャッシュでおいてあるので、頃合いを見ながら米国株もしくは日本株に投資していきたいと思っています。

 

それでは!!