皆さんこんにちは!今回はTwitterで最近よく目にするようになったノルディック・アメリカン・タンカーズを紹介したいと思います。
ノルディック・アメリカン・タンカーズとはアメリカのタンカーを保有する船会社で、ZIMについて調べている時にたまたま発見しました。
どうやら、有名な投資家さんが推奨している銘柄のようです。
そこで今回は、ノルディック・アメリカン・タンカーズについて、基本情報や配当金・最近のチャートや今後の株価について解説していこうと思います。
ノルディックアメリカンタンカーズ(NAT)の基本情報
最初に基本情報から紹介していこうと思います。
基本情報
ノルディック・アメリカン・タンカーズの企業概要は以下の通りです。
ノルディック・アメリカン・タンカーズ(Nordic American Tanker Ltd)は国際的なタンカー会社である。【事業内容】船隊は、約23隻のスエズマックス原油タンカーで構成される。スポット市場または短期チャーターで船舶を運航する。スポット市場で運航するタンカーは、1回の航海でチャーターされる。船隊の船舶は均質で交換可能である。船舶には、Nordic Light、Nordic Cross、Nordic Luna、Nordic Castor、Nordic Sirius、Nordic Pollux、Nordic Star、Nordic Space、Nordic Aquarius、Nordic Cygnus、NordicTellusが含まれる。子会社には、Scandic American Shipping Ltd、NAT Chartering Ltd、NAT Bermuda Holdings Limitedが含まれる。
(引用元)NAT | Nordic American Tankers 株式-Investing.com
補足をしておくと、スポット市場とは未来の価値や価格で取引する先物市場と対極にあるもので、現物取引と考えてもらえればいいです。先物市場とちがって現在の価格で取引されます。
直近のチャート・財務情報
ノルディック・アメリカン・タンカーズの直近のチャートは以下の通りです。
2022年まで株価は低迷していましたが、年初来では60%近く成長しています。
そして、財務情報は以下のようになっています。
項目 | 数値 |
株価純資産倍率(PBR) | 0.69 |
株価収益率(PER) | 8倍 |
1株あたり収益(EPS) | 0.34 |
配当利回り | 1.46% |
年初来 | 62% |
年初来では60%の利益を出しながら、PER、PBRもまだ割安水準です。
配当もきちんと出ているところも良いところだと思います。
業績
決算日 | 2021年9月30日 | 2021年6月30日 | 2021年3月31日 | 2020年12月31日 |
売上高 | 9,313千 | 16,747千 | 18,811千 | 137,382千 |
営業利益 | -38,172千 | -21,762千 | -18,380千 | -22,320千 |
税引前利益 | -44,665千 | -28,688千 | -25,030千 | -28,599千 |
当期利益 | -44,665千 | -28,688千 | -25,030千 | -28,663千 |
EPS(一株当たり利益) | -0.27 | -0.18 | -0.16 | -0.19 |
総資産 | 911,773千 | 929,586千 | 949,388千 | 974,347千 |
自己資本 | 547,704千 | 562,673千 | 577,164千 | 599,126千 |
自己資本比率 | 60.07% | 60.53% | 60.79% | 61.49% |
BPS(一株当たり純資産) | 3.18 | 3.55 | 3.76 | 3.96 |
資本金 | --- | --- | --- | 1,514千 |
有利子負債 | 288,403千 | 323,466千 | 329,064千 | 334,615千 |
直近の業績はコロナによる出遅れ感がいなめず、パッとしていない状況です。
ノルディック・アメリカン・タンカーズ(NAT)の今後の株価
今後の株価についてのは、ロシアの経済制裁により、ヨーロッパ諸国はロシアからの原油などの資源の輸入をストップさせている状況です。
今まで、ロシアから原油を輸入していた国は別の仕入れ先を見つけないといけません。
こういった状況から、原油価格の高騰が続いていますが、今までロシアという隣国から輸入していた原油を別の国から輸入するということは輸送コストがかかります。
つまり、タンカー船を保有するノルディック・アメリカン・タンカーズがその恩恵を受けるということです。
年初来、60%の成長を遂げているノルディック・アメリカン・タンカーズですが、値動きの幅はたいへん激しいので、買われる際はリスク許容度の範囲内での投資が好ましいです。
まとめ
今回はノルディック・アメリカン・タンカーズの銘柄分析を行いました。
2022年はアップルやマイクロソフト、GoogleやFacebookなど、誰もが知る大手IT企業が伸び悩む一方で地味で聞いたこともないような銘柄が、株価を上げています。
今年は広くアンテナをはって、多くの銘柄を注目していきたいですね。
それでは!!