こんにちは。
リセッション（景気後退）が来ると金利や株価はどうなるの？
リセッション（景気後退）が来たらどんな株が儲かるの？
今回はこんな疑問について紹介していきたいと思います。
現在アメリカのFRBは2022年からガンガン金利を上げており、近々リセッション（景気後退）が来るのではないかと言われています。
リセッションが来ると株価や金利、為替にも大きく影響が出ます。この記事を読むことでリセッションが来た時に備えることができますので、ぜひ最後までご覧ください。
リセッションで金利や株はどうなる？
まずはリセッションが来た時に金利、株価、為替はどうなるのかについて解説します。
その前に知っておきたいリセッションの大前提について解説します。
リセッションは基本的に後から「あの時期にリセッション入りしていた」と宣言されます。期間はだいたい1年後～1年半くらいです。
つまりリセッションが来ても、それを知ることになるのは早くても1年後ということになります。
さて、いよいよ「リセッションが実は来てましたー！」とアナウンスがあった時、金利や株価、為替は以下のようになっています。
まず、リセッションが来た時には、多くの経済指標が悪化しています。そこで政府は金利を下げることで、景気を刺激して不況からの脱出を図ります。
株価はリセッションが来るまでに、下げていることが多いですが、リセッションが来た時にはすでに株価は底打ちしていることが多いです。
株は未来の景気を占う先行指数なため、後から「あの時にリセッションでした」と言われても、将来的な好景気をすでに織り込み始めています。
したがってリセッションのアナウンスがあった時には株はすでに買っておかないといけません。
そして、リセッションのアナウンスで株を手放すのももったいないので、リセッションのアナウンスがあっても株は持ち続けるようにしましょう。
また、そして為替は米国と日本で金利差がなくなるので、ドル円は円高に動くことが予想されます。
為替が円高に動けば、外国株も今より買いやすくなりますので、リセッションのアナウンスがあったら、積極的に株を買うことができます。
リセッションの局面で儲かる株は？
リセッションが来たタイミングでは、株価はすでに持ち直していますが、金利は低く、景気指標は依然として悪い数字が出るようになっています。
そんな局面で儲かる株はハイテク企業やグロース銘柄に資金が集まることが多いです。
実際にコロナショックで米国がリセッションした際には、コロナワクチンを作ることができそうな製薬メーカーや、ハイテク企業が大きく株価を伸ばしていました。
ハイテク企業にとって高い金利は新規事業の立ち上げや事業の拡大には大きな障壁となることが多いです。
また投資家にとっても何もしなくても銀行に預金していけば堅実に利息を受け取れますので、リスクの大きいハイテク企業に資金が流入することはありません。
しかし、金利が低ければ事業の拡大のために、積極的にお金を借りることができますし、投資家も安い利息を受け取るなら多少リスクをとっても良いかなという心理になります。
こういった背景から、リセッションの局面では、ハイテク企業に投資をすると株価アップの恩恵を受けることができるのです。
景気後退時期は分からない
ここまでの解説をまとめると、リセッションが来ていても、リセッションが来たというアナウンスは1年以上のタイムラグがあるため、リアルタイムでリセッションを知ることはできません。
今後株価が下落した場面で、この下落がリセッションかどうかを自分で考える必要があります。
いつがリセッションなのか分からない以上、積立投資を愚直に継続しつつリセッションに備えていく必要があります。
まとめ
今回の記事では、リセッションで金利や株価がどうなるのか、どんな銘柄の上昇が期待できるのかと言うことについて解説してきました。
この表をしっかりと理解してもらい、リセッションが来た時に、しっかりと株を仕込めるように、ポートフォリオのバランスや、余剰資金の管理をしっかりとしておくことが重要です。
こういった投資環境ではTwitter、YouTube、書籍、などを使って効率的に情報を集めることが重要です。
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