「今の相場で期待できるセクターは何か?」
「次に来るセクターに先に仕込んでおきたい」
今回はこんな方に向けて、セクターローテーションの基本と周期、順番について詳しく解説していきます。
この記事を読むことで次にくるセクターを予想したり、先回りして銘柄を仕込んでおくこともできます。
ぜひ最後までご覧ください。
セクターローテーションの基本
セクターローテーションとは、このような表で表すことが多いです。
主に、景気の局面と金利の上がり下がりによってリターンが期待できるセクターが移り替わります。
セクターとは
セクターとは業種のことで、一般に企業を業種ごとにまとめたものをセクターと呼びます。
銘柄分析やETFの設定などに使われていたり、市場をマクロ的に分析する際に用いられます。
現在MSCIによって米国のセクターは以下の11種類に分けられています。
セクターローテーションが起こるわけ
11のセクターが景気の動向や金利の上げ下げによって、リターンが違います。
なぜ、このようなセクターローションが起こるかと言うと、アメリカの中央銀行であるFRBが景気の動向を判断して金利を上げたり、下げたりするからです。
景気が良いのは良いことですが、これが加速すると格差が広がり、インフレが加速するので、FRBは金利を上げることで景気を適度に冷やそうとします。
逆に不景気では金利を下げることで、企業がお金を借りやすくして設備投資などがしやすい環境を作り、お金の周りを良くして景気を良くしようとします。
このFRBの政策によって、盛り上がるセクターが移り変わりセクターローションが起こります。
セクターローテーションの順番
セクターローテーションは図のような順番で移り替わります。
現在はFRBがインフレを鎮静化するために金利を上げているので、金利が高かったため、今年はエネルギー株が強い1年でした。
今後は金利を上げてことによる景気の冷え込み(リセッション)が予想されているので、今後は公共、ヘルスケア、消費安定のセクターが期待できます。
セクターローテーションの周期
セクターローテーションの周期は2020年~2021年までのハイテク株が凄いリターンを出していたように、通常1つのセクターが勝ち始めると、その傾向は数年単位続くことが多いです。
2022年に盛り上がっているエネルギーセクターは2022年からリターンが出始めたので、この傾向は来年も続いていくかもしれません。
しかし、リセッションのタイミングでFRBは金利を下げるので、エネルギーセクターに資産の大半を投資するのは危険なのでやめておきましょう。
どのセクターが来ても良いように、ポートフォリオは表を参考に分散させることをおすすめします。
まとめ
今回はセクターローテーションの基本と周期について解説しました。
今回の記事をまとめると以下になります。
- 企業の業種をセクターと呼ぶ
- セクターは11種類に分類される
- 景気の動向と金利によってセクターローションが起こる
- 一つのセクターが勝ち始めると、その動きは数年続く
セクターの移り替わりのタイミングは、情報を集めて総合的な判断を下すことが重要です。
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最後に過去の投資家たちの投資法を学ぶことは、めちゃくちゃ大切です。
自己流の投資法ではなく、まずは過去の偉大な投資家の投資法をまねることがリターンを大きくすることにつながります。
皆さんの投資がうまくいくことを祈っています。それでは。