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「バフェットの財務諸表を読む力」を要約!バフェットの銘柄選びの極意を解説!

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バフェットの銘柄選びを学びたい

個別株投資の勉強がしたい。

長期投資に向いている銘柄を知りたい。

 

今回はこのような方のために、「バフェットの財務指標を読む力」の要約していきます。

この記事を読むことで投資の神様であるウォーレン・バフェットがどのような基準で銘柄を選んでいるのか、知ることができます。

 

 

「バフェットの財務諸表を読む力」の概要

この本の著者はメアリー・バフェット氏です。

 

ウォーレン・バフェットの息子の元妻でウォーレン・バフェットの投資法を身近で見ることができた人物です。

 

そんな著者がバフェットの銘柄分析の方法を貸借対照表や決算書の各項目の何に注目し、投資先を決定しているのか解説している本です。

 

各章の解説

この本を各章ごとに解説していきます。

 

この本は以下の5章で形成されています。

 

  1. バフェット流利殖術の要諦
  2. バフェット流損益計算書の読み方
  3. バフェット流貸借対照表の読み方
  4. バフェット流キャッシュフロー計算書の読み方
  5. 永続的競争優位性を持つ企業の評価法

各章ごとにまとめていきます。

 

1バフェット流利殖術の要諦

この章では、バフェットがどのような企業に投資するのか、その大まかなルールについて書かれています。

 

この章に書かれていることは、「永続的競争優位性を持つ企業に投資することの重要性」についてです。

 

永続的な競争優位性を持つ企業は「消費者の心の一部を所有している」企業です。

 

例えば、「コカコーラ」は暑い日や映画のポップコーンのお供にハンバーガのドリンクに飲みたくなります。

 

こういった商品を持つ企業は商品に大幅な変更を加えなくても、消費者は買ってくれるので、永続的に商品を売り続けられるため、結果的に業績が良くなり株価が上がります。

 

このような企業にバフェットは好んで投資し長期で保有し続けます。

 

2バフェット流損益計算書の読み方

この章では損益計算書で注目する項目について紹介されています。

 

いくつか重要なものを挙げると以下になります。

  1. 永続的競争優位性を持つ企業は、高い粗利益率を示す
  2. 営業経費・販売及び一般管理費(30%以下)の少ない企業が良い
  3. 研究開発費の多い企業は避ける
  4. 営業利益に占める支払利息の比率が少ない企業が良い
  5. 純利益が右肩上がりの企業を選ぶ
  6. 1株当たりの利益が長期的に伸びている企業

 

この章を一言で言うと、「長期的に利益を伸ばし、かつ経費率や負債が少ない企業に投資する」ということです。

 

投資を行うにあたって言われてみれば当たり前のことですが、こういった銘柄にきちんと投資することはとても大切なことです。

 

3バフェット流貸借対照表の読み方

貸借対照表とはある時期においての企業の資産状況を示したものです。海外ではバランスシートと呼ばれます。

 

この貸借対照表で注目すべきは以下の項目です。

 

  1. 不況時には現金比率に注目
  2. 棚卸資産の急激な増減に注意
  3. 売掛金の割合が少ない企業に注目
  4. 変更の必要がない商品を一貫して製造する企業に注目
  5. どんな会社を買収しているかに注目
  6. 長期借入金が少額もしくはゼロ
  7. 負債比率の少ない企業に注目
  8. 内部留保の長期的増加の企業に注目
  9. 株主資本利益率が高い企業の株はいずれ上昇する

 

注目すべき項目、注意すべきことが多いですが、逆に言えばこれらに当てはまる企業こそが、真に投資すべき企業であるということです。

 

ここでも大切なのは、借金が少ないこと資産の部が着実に増えている企業が投資すべき会社であるということです。

 

注目すべき指標の株主資本比率と負債比率は以下の式で求めることができます。

 

 

  1. 株主資本比率=純利益÷純資産
  2. 負債比率=負債合計÷純資産合計

 

 

4バフェット流キャッシュフロー計算書の読み方

キャッシュフロー計算書とは現金や預金の一定期間の流れを示したものです。

 

企業のお金の流れを読む中で大切な項目は以下の通りです。

  1. 資本的支出の少ない企業に注目
  2. 増配より自社株買いを続ける企業が良い

特に2番の増配より自社買いが良いという所には驚いた方も多いと思います。

 

本書では自社株買いを行うことで、1株当たりの利益を上げることができ、売却するまでの間税金を払わなくて良いという点で、自社株買いを推奨している。

 

5永続的競争優位性を持つ企業の評価法

この章ではバフェットがどのように企業を評価しているのかということについて解説されています。

 

この章ではウォーレン・バフェットがどのように株の買い時を決めているか、または売り時を決めているのかということについて解説されています。

 

これらについて書かれていたのは以下の通りです。

  1. 弱気相場の時に投資する。
  2. PER40以上が売り時の一つの基準

バフェットのとうに長期投資でリターンを得る場合、取得価格をいかにさげるかが大切です。

 

つまり、弱気相場に投資を行うことで取得価格を下げ、リターンを最大化させることが良いとされています。

 

また売り時はPER40以上が一つの基準です。

 

これに従って投資するだけでも、そこそこのリターンが得られると思います。

 

 

まとめ

今回はメアリー・バフェット氏の書いた「バフェットの財務諸表を読む力」を要約しました。

個別株投資を行う場合本書を読み深めることで個別株投資でリターンを得ることができるでしょう。

 

また本書以外にも、先人の投資法を学ぶことは非常に大切です。この本以外の投資のバイブルと呼ばれる本を読みたい方は以下の記事を参考にしてください。

www.fflkf.com

 

また、今回のように企業のあらゆる指標を確認するのに便利なサイトを以下にまとめています。併せてご覧ください。

www.fflkf.com

 

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皆さんの投資がうまくいくことを祈っています。

 

それでは!