テスラの株価は今後どうなっていくのか?
不況が来たらテスラの株価は暴落してしまう?
今回はテスラの今後の株価推移について過去の株価推移や業績・決算から解説していきたいと思います。
この記事を読むことでテスラの今後の株価について、ヒント得ることができます。
ぜひ最後までご覧ください。
TESLA(テスラ)の今後の株価推移
テスラの今後の株価ですが、僕は個人的には長期展望は期待できますが、短期では値動きが激しい展開を予想しています。
理由について以下で順に解説していきます。
テスラの財務・業績
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正1株益 |
2017.12 |
11,758 |
-1,633 |
-2,210 |
-1,962 |
-11.83 |
2018.12 |
21,461 |
-389 |
-1,005 |
-977 |
-5.72 |
2019.12 |
24,578 |
-69 |
-665 |
-862 |
-4.92 |
2020.12 |
31,536 |
1,994 |
1,154 |
721 |
0.64 |
2021.12 |
53,823 |
6,523 |
6,343 |
5,644 |
4.9 |
テスラの2017年からの業績をまとめました。
テスラは2020年から黒字転換して、急激に業績を伸ばしてきました。
売上高、営業益、EPSともに順調に業績を伸ばしています。
過去の株価推移
テスラが黒字転換した2020年からの株価チャートです。
2021年現在まで株価は大きな値動きがありつつも右肩上がりで成長し、一時$400をつけました。
2022年に入り、アメリカで利上げが始まると、そこから株価は最大で50%近く下落しました。
現在6月の底値から下値を切り上げており、短期ではこのトレンドを守れるかというところに注目したいところです。
テスラの強気材料・懸念材料
テスラの最大の強気材料としては電気自動車の普及率にあります。
電気自動車(EV)は近年急速に普及していますが、それでも世界の普及率はアメリカでも1%、ヨーロッパでは3~6%、日本では1%をきっています。
今後このSDGsの流れでEVのへの移行が続いたとして、世界では残り90%以上の需要があります。
自動車メーカーは各社EVを開発していますが、それでもテスラそれらの中でも1歩先を行っています。
また、自動運転技術も優れており、今後テスラのEVが普及していくことで個々のEVの走行データを集めることでより良い自動運転AIを育てることができます。
このようなAIデータは走行データを蓄積していかないと得られないので、新規参入企業への障壁になるので、テスラは自動運転で確固たる地位を築くことができます。
一方でテスラの懸念材料は今後の金利と生産材料についてです。
現在アメリカでは前年比8%代のインフレが続いており、急速な利上げを行っている途中です。
今後、インフレが続くとテスラは生産コストが上がり、販売価格も上げる必要がでてきます。
また金利が高止まりすることで、ローンで購入することが難しくなるため車という高価なものへの消費が下がるということも考えられます。
また、生産材料の半導体は長期的に供給が追い付かない状況にあります。今後EVが普及する過程では、半導体はどの自動車メーカーも欲しい材料です。
テスラが安定的な半導体などの材料を確保できるのかということは今後の懸念材料になります。
まとめ
今回はテスラの今後の株価推移について考えました。
今回の記事をまとめると、以下になります。
テスラのような成長株は値動きが大きいですが、蓄積されていく走行データから作られるAI技術は大きな競争優位性になります。
長期的な競争優位性は大きな成長には不可欠です。
これは、「バフェットの財務諸表を読む力」に書かれています。
個別株に長期で投資する際、バフェットの投資の哲学は大変参考になります。
内容が難しそうという方は、マンガでも知ることができるので、ぜひ参考にしてください。