損出しという言葉をご存じですか?
「損切りなら聞いたことあるけど・・・」という方もおられると思います。
損切りも大切なことではありますが、投資をしていくうえで、損出しも覚えておくと投資の幅がぐっと広がると思います。
そこで今回は損出しと損切りの違いについて、損出しの方法について解説したいと思います。
この記事を読むことで、損出しについてばっちり理解することができます。
損出しと損切りの違い
損切りは、自分の買った株が下落してこれ以上損を出さないように、損失を確定させることです。
損出しとはあえて、含み損をしている企業を売却して損を出す行為です。
損切りは「仕方なく」損出しは「あえて」損を出す点が違います。
損出しの方法
損出しの方法は3ステップです。
- 利益を出したい銘柄を売る。
- 含み損を抱えているが、今後も保有したい銘柄を売る
- 次の日、損出しした銘柄を買う。
ここで注意するのが、2番と3番を同じ日に行ってはいけません。
これを行ってしまうと、うまく決済が行われないので、必ず損出しした銘柄を買戻すのは次の日に行ってください。
損出しをする理由
損出しはあえて損を確定させる行為のことです。
「お金を増やすために投資してるのに、なんでわざわざ損を出すの?」と思われると思います。
損出しをする理由は節税の効果があるからです。
例えば、証券口座では定番の「特定口座・源泉徴収あり」の口座で、利益を確定させて、100万円を儲けられたとします。
100万円の利益に対して、20%の税金が発生するため、20万円が差し引きされ、手取りは80万円になります。
一方で、同じ100万円を儲けた後で、40万円の含み損のある株を売ると、利益は60万円になります。
この状態だと60万円に対して、税金20%が発生するので、税金は12万円で手取りが48万円です。
先ほどの、税金20万円に対して、8万円も節税できました。
この節税効果が損出しを行う理由です。
最後に損出しした場合としなかった場合をまとめておきます。
まとめ
今回は損切りと損出しの違いと損出しのメリットについても解説しました。
今年、利益を確定させようと考えている方は、節税対策として、ぜひ損出しを検討してみてください。
普通に利益を確定させるよりも、多くのお金を残すことができます。
損出しは投資の1つのテクニックですが、僕が本当に大切だと感じるのは伝統的な投資手法を知っているかどうかだと思います。
損出しは一つの節税テクニックですがこれは投資でリターンがあることが前提です。
投資でリターンを得るには先人の残してきた手法を学び実践の中で習得することが大切です。
以下に投資のバイブル本と言われる本をまとめています。ぜひ読んでみてください。
また、損出しは高配当株投資と組み合わせても良いです。
高配当投資にはオックスフォードの発行する無料のメルマガが参考になります。登録無料ですし、迷惑メールのように大量に送ってくるわけではないので安心してください。
もちろん後から料金がかかることもありません。
皆さんの投資がうまくいくことを願っています。
それでは。