こんにちは
お金を増やすこと、お金を貯めること、お金を稼ぐこと、どれも大切なことだと思いますが、お金を守ることも大事なことです。
お金の守り方については、リベ大の両学長の動画や、オリラジのあっちゃんの動画が非常に参考になるので、ぜひご覧ください。
【お金の守り方①】絶対にやってはいけないリボ払い・ローン・貯蓄型保険
「老後のお金がありません」という何とも恐ろしいタイトルの本を読みました。
今回は、この本から学ぶべきお金の守り方について、本のあらすじや感想をふまえて紹介したいと思います。
「老後のお金がありません」のあらすじ
この本の主人公は、後藤篤子。
パートとして経理の仕事を行い、夫は定年目前の57歳。
子どもは長女は近々結婚の予定があり、長男は大企業に内定をもらって子育てもほぼ終了。
預金は1200万円で、夫の退職金は1000万は期待でき、老後の生活も安泰だと思っていたが、長女の派手婚、舅の葬儀、姑の生活費、夫のリストラと、蓄えた1300万円がみるみる無くなっていく。
相次いで、降りかかる金難に奮闘する物語
「老後のお金がありません」の感想
まず、この本を読んで感じたのは、「登場人物のお金の使い方が色々とおかしい」ということです。
娘の結婚式に総額500万円のお金を使い、舅の葬式には400万円を使う。
預金が1200万円の家計がやることではないですww
さらに、夫の実家には毎月9万円の仕送りをしています。
なぜ、そんなに仕送りをしているかと言うと、夫の実家は元々、老舗の和菓子屋で舅が引退を機に店をたたみ、土地を売りました。
売却額は2億円!!
そんなにあれば絶対老後は安泰だろと思いますが、老後のご褒美に豪華客船の旅、めちゃくちゃ高いケアホームを契約し、毎日贅沢三昧、、、
そして、2億円を使い果たしていますww
おかしい!!
主人公の金の使い方もですが、義実家のお金の使い方もおかしいです。
このお話に出てくる登場人物でお金の使い方がまともな人はいませんw
ある程度のマネーリテラシーを持っている方が読めば、笑えてくるレベルです。
そんなハチャメチャな生活は読んでいてとても面白かったです。
「老後のお金がありません」に学ぶお金の守り方
さて、ここからが本番で、この本から学ぶお金の守り方は2つあります。
- 見栄をはらない
- 簡単に生活レベルを上げない
この二つだと思います。
見栄をはらない
この本の主人公は、一見節約しているようなまともな主婦に見えて、読んでいくと結構な見栄っ張りな印象を受けます。
娘の結婚式も舅の葬式も、人のせいで出費せざるをえない感じになっていますが、実際読んでいると結局、自分で決めて出費をしています。
見栄をはってマウント競争に参加すると、その争いは終わりがありません。
高い物には上には上があり、その金額は青天井です。
自分が本当にいい物だと考えた買い物でないと、人に見せびらかしたり、自慢したりするのを目的にした買い物は自分の身を亡ぼすことになります。
特にファッションの見栄はり合戦は、最悪だと個人的には思っています。
ファッションは流行り廃りがあり、どんなにいい物でも数年後にはダサい物になってしまうからです。
簡単に生活レベルを上げない
生活レベルを上げると簡単に下げることができなくなります。
この本の主人公も、夫がリストラ、自分もクビになっている状況で、お花の教室にはしっかり通い、その後は教室の友達と優雅にティータイムでおしゃべりを楽しんでいます。
そんなこと真っ先に削らないといけない場面だと思いますが、なかなか生活レベルを下げることができない難しさを感じました。
また、ちょいちょい出てくる良い物へのこだわりが捨てきれていない感じが何とも突っ込みどころでした。
一度、贅沢を知ってしまうと、その後収入が減ったときに、生活レベルがさげられず、破滅に向かうため、収入が上がっても生活レベルを上げず、暮らしていく努力が必要だと思います。
まとめ
今回は「老後の資金がありません」に学ぶお金の守り方について解説しました。
見栄をはり、生活レベルを上げると、お金が貯まることはありません。
自分の価値観をしっかり持って、お金を大切に使うことが老後の生活を安定させることにつながると思います。
それでは!!