こんにちは
今回は、老後までに2000万円を準備するためには具体的にどうしたらいいの?
こんな疑問に答えたいと思います。
皆さんにとっては「2000万円問題」として、記憶に残っているひとも多いかと思います。
「2000万円問題」とは簡単に言うと、金融庁が発表した報告書の中に、「年金だけで老後を過ごそうとすると2000万円たりないよ」といった意味の記載があったことで一気に炎上した出来事です。
現在、50代の方が2000万円用意して老後に突入するのはと言うのは大変なことかもしれませんが、現在20代、30代の方が2000万円用意するするのは難しくありません。
むしろ、めっちゃ簡単だと思います。
今回、この記事を読んでもらえればこんなことが分かります。
老後までに2000万円を準備する具体的方法
2000万円を準備するのにかかる時間
今回の記事はこれらの書籍を参考にしながら書いています。
ぜひ、併せてご覧ください。
老後までに2000万円を準備する具体的方法
結論
結論から言うと積み立てNISA、もしくはiDeCoの口座を開設し、インデックス投資を行うことです。
積み立てNISAとは、年間40万以下の投資額にかかる税金がなくなるという制度です。
年間40万円×20年なので800万円の投資額による税金が無くなるので、コツコツ投資を行いたい人におすすめの投資制度です。
一方、iDeCoとは確定拠出型年金といい、職業によって決められた年間投資額の上限までの税金がなくなる制度です。
例えば、公務員の場合、月々1万2000円、年間で144000円の投資が可能です。
こちらは、60歳までお金を引き出すことができないという不便な制度の代わりに投資した金額で税金の控除を受けることができます。
そして、これらの制度を使って、米国インデックス投資を行うことで、簡単に2000万円を準備することができます。
米国インデックス投資に投資しよう
投資信託とは、あなたの代わりにお金の運用を行ってくれる投資方法です。
インデックス投資は少額から始めることができ、一つの商品を購入することで自然に分散投資を行うことができるので、投資の初心者にはおすすめの投資方法です。
どうして、分散投資できるかと言うと、ファンドという運用を行う人が、お客から集めたお金を使って、あらゆる企業に投資を行うので、自分は1万円しか投資をしていなくても、数十、数百という企業に投資を行うことができるのです。
米国インデックス投資がおすすめな理由
なぜ、日本のインデックス投資ではなく、米国インデックス投資がおすすめなのかという理由が上のグラフです。
赤はアメリカの米国の有名、優良企業500社を集めた株価指数「S&P500」と言います。
青は日本の日経平均株価です。
これを見ると、日経平均株価はほぼ横ばいが20年以上続いていますが、S&P500方は多少の変動はありますが、基本的に右肩上がりの数値です。
これまでがそうだったから、これからもそうであるという保証はもちろんありません。
しかし、S&P500は定期的にそのメンバーの入れ替えが行われるので、業績の悪い企業に投資をしてしまうことがないのです。
一方、日経平均の場合は、すでに業績が何年も下落している企業もその中に含まれているので、「投資したくない企業に投資してしまう」ことがあり得るのです。
貯金で準備するのはナンセンス
さて、2,000万円を貯金でためようとしている人は今すぐ考えを改めたほうがいいと主追います。
貯金は投資とちがって、お金は減りません。
しかし、投資とは違うリスクもはらんでいるのに、お金が増えないのです。
リスクはあるけどお金が増える可能性のある投資。
リスクはあるけどお金は増えない貯金。
どっちがいいかは明らかです。
そのリスクとはインフレです。
インフレとは、簡単に言うと市場に流通するお金の量が増えたため、物価が上がることを言います。
長い間、不景気が続いた日本ではしばらくインフレが起こっていないので、ピンとくる人は少ないかもしれませんが、本来国の成長に伴ってインフレは起こる物です。
あなたが、一生懸命に2000万円を貯めても、ため終わる数十年後には、物価が上がり「たった2000万円で老後すごすの?大丈夫?」という時代になっているかもしれません。
あなたがバリバリ働ける年齢でインフレが起こっても、給料もその分増えるので、対応可能ですが、もう働けない年齢でインフレが起こってしまっていたら、どうすることもできません。
昔であれば、貯金しておくだけで、年間3%も預金額が増える時代がありました。
しかし、今はそんなことはありません。
インフレのリスクには貯金では対応できないのです。
2000万円を準備するのにかかる時間
さて、2000万円を準備するのにいったいどれだけの時間がかかるでしょうか?
仮に新卒のか定年の60歳までの38年間、月々2万円年間の利回りを4%とすると
なんと月2万円で2000万円を達成できます。
若い時の毎月2万円は辛いかもしれませんが、ボーナスや少しの節約で捻出することは可能だと思います。
このように若い頃から投資を始めるとその恩恵を受けやすいです。
また、このようなシミュレーションは簡単にできるのでぜひやってみてください。
積立かんたんシミュレーション | 投信積立 | 投資信託 | 楽天証券
ちなみに、貯金で2000万ためるには、同じく新卒から貯金をスタートさせるとすると、
月々45000円を毎月貯金する必要があります。
投資の2倍以上の金額を毎月積み立てていかないといけない上に、インフレのリスクもあります。
こんなの、やってられません!!!
まとめ
2000万円用意するには、投資を行うと無理なく着実に準備できますが、貯金で準備しようとするといっきにハードモードに突入します。
日本では投資はギャンブルだという風潮がありますが、決してそんなことはありません。
なぜなら、国民から集めた年金のお金ですら投資で運用しているんですよ?
もう投資ギャンブルだなんて時代遅れな考えは捨てて、投資を始めて欲しいなと思います。
そういう意味で今回参考にした本はとてもおすすめなので、是非ご覧ください。