皆さん。
節約頑張っていますか?
先行きの見えない不安から日々の節約を頑張っておられるかたも多いと思います。
また、今までよりお金の使い方について考える機会が多くなった人もいることでしょう。
そんな、皆さんと今回は一つ一緒に考えてみたいことがあります。
それは、「お金と時間」の関係です。
実はお金を節約するということは時間の節約になります。
つまり、節約は時間を生むのです。
日々の買い物をする時に、物の値段と同時に時間のことも同時に考えることで、お金の使い方について一つ賢くなれるかなと思います。
人は時間を使ってお金を稼ぐ
まず、この世界の多くの人は時間を使ってお金を稼いでいます。どういうことかというと、例えば月の手取りが20万円の人がいたとします。
この人をAさんとしましょう。
Aさんが月に20間働いたとすると、1日に稼ぐお金は、20万円÷20日で1万円ということになります。
Aさんが1日あたり残業込みで10時間働いたとすると、この人の時給は1万円÷10時間=1000円といいうことになります。
つまり、Aさんは自分の10時間を使って毎日1万円を日々稼いでいるということになります。
皆さんの時給はいったいいくらでしたか?
物を買うときに自分の時給を考える。
さて、先ほどの計算で自分の時給を出せたでしょうか?
その数字を買いものの時に使うことが大切です。
例えば、さきほどのAさんは時給が1000円でした。
Aさんがランチで1000円使ったとすると、Aさんは1時間を先ほど食べたランチのために働いたことになります。
それでは今度は、Aさんが車を購入するとしましょう。
新車価格で250万円の車をAさんが購入する場合、Aさんが車のために働く時間は
250万円÷1000円=2500時間となります。
Aさんは月に20日、合計で200時間働くので、1年間で240日働きます。
つまりAさんはこの車のために約1年間働くことになるわけです。
Aさんが定年までに40年働くとすると、40分の1を車のために働いたことになるわけです。
ちょっとゾッとしませんか?
それではもっと言うと、Aさんが次は夢のマイホームを購入するとします。
それが土地、家含めて2500万だとしましょう。
今度の計算は2500万円÷1000=25000時間となります。
つまり、Aさんが家をかうということは10年を家のために働くことになります。
これはAさんの一生の勤続年数の25%にあたります。
また、車にしろ、家にしろこれは購入のために働く時間であり、維持費がかかるので、Aさんは車の2500時間以上、または家の25000時間以上の時間をこれらのために働かないといけなくなります。
いかがですか?
つまり私たちは時間を使ってお金を稼ぎ、日々の生活を営んでいることを理解してもらえましたか?
お金の節約は時間の節約
ここまではただの怖い話だったので、これを生活に応用してみましょう。
私たちは時間を使ってお金を稼いでいるのであれば、お金を節約すればそのぶん働く時間も減らすことができます。
例えばさっきのAさんが250万円の新車ではなく、100万円の中古車を購入したとしましょう。
新車と中古車の差額は150万円です。
この浮いた150万円を先ほどの計算に当てはめると、
150万円÷1000=1500時間となり、Aさんは半年の時間を節約することになります。
この浮いた時間をAさんは別の物のために働くことができます。
また、彼は半年の時間を得たことになるのです。
投資・貯金と時間の関係
さきほどのAさんが、投資によって月に1万円の配当金を得ている場合Aさんは1日の時間を得ていることになります。
また、Aさんが投資によって60万円を稼いだなら、それはAさんの2か月分の時間に相当します。
そして、Aさんが貯金を1000万円持っているならば、Aさんは1万時間。
つまり4年間の時間を持っていることを意味します。
まとめ
いかがだったでしょうか?
あなたが今月衝動的にポチッた商品のためにあなたのいくらかの時間を使ったのです。
物を買うとき、この考え方を少しでも意識できれば、より賢くお金を使うことができるのではないでしょうか?
あなたが、あなたの時間を使って稼いで得た大事なお金です。
どうせなら、あなたの時間を生み出すものにお金を使ってみませんか?