こんにちは。過去の記事でEV業界と菅家の深いリチウム銘柄について、リチウム・アメリカズについて解説をしました。
今回は、そんなリチウム関連銘柄のリーダー的な銘柄のアルべマール(以下ALB)について企業概要や参考指標、直近のチャートや業績から解説していきます。
あるセクターの何に投資して良いか悩んだ時は、そのセクターのリーダー的な銘柄に投資するのが良いとされています。
リチウム銘柄に投資を考えている方、今後のEVの普及と発展を信じている方はぜひ最後までご覧ください。
アルベマール(ALB)の今後の株価は?
アルべマール(ALB)の今後の株価を考えていく前に、この企業の基本的な情報や企業概要などについて、解説していこうと思います。
企業概要
ALBの企業概要は以下の通りです。
アルベマールは米国の特殊化学品メーカー。石油精製、家電、プラスチック包装材、金属加工、建築・建設、自動車、潤滑油、医薬品、作物保護、食品安全など広範な市場向けにリチウム、リチウム化合物、臭素、触媒、表面処理剤などの特殊化学品を開発、製造、販売する。同社の製品は約100カ国で販売される。本社はルイジアナ州
(引用元)https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/detail/ALB
参考指標
ALBの参考指標は以下の通りです。
項目 | 数値 |
株価純資産倍率(PBR) | 4.93倍 |
株価収益率(PER) | 221倍 |
1株あたり収益(EPS) | 1.07 |
配当利回り | 0.66% |
年初来 | 0.08% |
現状のPERが221倍となっており、これでは到底買い向かえないという方もおられると思いますが、それでもテスラの株価が急上昇した時のPERもこれくらいあったことを考えると、PERだけで買わないと判断するのは早いと思います。
業績・チャート
EVとリチウムの関係
EVとリチウムにどんな関係があるかと言うと、EVにはバッテリー式のものと、水素燃料のものがあります。
バッテリー式は大きなミニ四駆を想像してもらえば良いですが、要は車に大きな電池が搭載されているものです。
リチウムはバッテリー式のEVの電池に欠かすことができない素材です。
そして世界は現行のガソリン自動車から一気にEVへの移行を図っており、世界各国の自動車メーカーが新型のEVを発表しています。
このような中で、バッテリー製造に必要なリチウムは非常に需要が高まっています。
EVをたくさん供給するには、いかに多くのリチウムを仕入れることができるかにかかっているといっても過言ではないと思います。
つまり、今後さらなるリチウムへの需要は高まっていくと思います。
リチウムについては以下の記事が大変分かりやすく参考になったので、併せてぜひ最後までご覧ください。
アルベマール(ALB)の将来性と株価
リチウム採掘はトップ5社で世界シェアの70%を占める寡占状態になっています。
そんな市場で生産されるリチウムの総量は37万トンと言われていますが、2025年のリチウム需要は年間150万トンと言われています。
現在の生産量では全然足りません。そんな供給不足の市場のシェア1位のALBへの需要は今後も期待できると思います。
ALBの最大の取り引き先は日本のパナソニックであり、パナソニックはテスラのバッテリーの製造に携わっています。
今後のテスラが安定したEVの生産を行うためにはALBの供給量アップが重要なので、今後も長期的な需要が続くと考えています。
先ほども述べたように、この市場への参入障壁っは非常に高いので、新規参入業者は多くありません。
したがって、今後のEVの普及と、リチウムへの需要増を背景にALBの株価は今後大きく伸びていくことが期待できると僕は考えます。
まとめ
今回はALBの銘柄解説を行いました。
今回の記事をまとめると、以下になります。
- ALBはリチウムのリーダー銘柄
- 高PERなので、集中投資はリスクが高い
- リチウム業界の参入障壁は高い
- リチウムは2025年までに年間150万トン必要(現在の約4倍)
みなさんの投資がうまくいくことを願っています。
それでは!!