こんにちは
2022年になってから、インフレによる利上げの影響で米国株は苦戦を強いられています。
また、このような相場では大きな下落相場、リセッションの可能性も無視できません。
そこで今回は、リセッションに強い米国株のセクターについて紹介していきます。
ポートフォリオが2021年まで絶好調だったグロース株ばかりの人は、今回紹介するセクターに資金を振り分けることで、今後のリスクを抑えることができると思います。
米国株に投資している。
リセッションに備える方法を知りたい。
このような方はぜひ最後までご覧ください。
リセッション(不況)に強いセクター3選
リセッションに強いセクターは次のセクターです。
- 公益セクター
- 生活必需品セクター
- ヘルスケアセクター
これらのセクターの共通点は不況が来ても、需要がそこまで変わらない点にあります。
例えば、生活必需品の洗濯洗剤などは、たとえ不況がきたとしても、洗濯をしないわけにはいかないので、需要がそこまで落ちることはありません。
また、医薬品についても不況が来たからといって、薬を飲まないことはないので、需要がそこまで落ちることはないのです。
次に、これらの銘柄を詳しく見ていこうと思います。
公益セクター
公益セクターとは主に、電気、ガス、水道などのインフラに関連する銘柄で構成されています。
不況が来ても、電気、ガス、水道の使い方は変わらないので、景気に左右されにくいメリットがあります。
また、一度契約した契約はなかなか解約されることは無いので、収益も安定している銘柄が多いです。
代表的な銘柄は、ネクステラ・エナジー【NEE】ドミニオン・エナジー【D】デューク・エナジー【DUK】などがあります。
生活必需品セクター
生活必需品セクターでは、飲料水や日用品などの商品を扱っている企業で構成されます。
これらの銘柄は仮に、洗剤や、歯磨き粉、シャンプーなどの日用品は服や、髪、歯などを洗わないわけにはいかないので、景気に左右されにくい他、飲料水は常に必要なので、需要が落ちにくい特徴があります。
代表的な銘柄は、P&G【PG】コカ・コーラ【KO】などがあり、いずれも連続増配年数が何十年にもわたって行われている企業が多いので、高配当投資家に人気の銘柄が多いです。
ヘルスケアセクター
ヘルスケアセクターは医薬品や、医療機器、保険など人々の健康を支える企業で構成されている。
これらの銘柄も景気に左右されにくいことがメリットです。薬は景気に関係なく飲む必要がありますし、医療機器についても病院などでは日々使う必要があります。
また、保険についても一度契約すると、なかなか解約することはないので、景気に左右されず収益を期待することができます。
代表的な銘柄は、ジョンソン&ジョンソン、ユナイテッド・ヘルス、ファイザーなどが挙げられます。
セクターに丸ごと投資する方法
これらのセクターに投資する方法は2つあります。
個別株投資とETFでの投資です。個別株の方はハイリスク、ハイリターンなので、安定した投資を行いたい人はETFでの投資がおすすめです。
公益セクターに投資するならVPU(バンガード・公益事業セクターETF)
生活必需品セクターに投資するならVDC(バンガード・生活必需品セクターETF)
ヘルスケアセクターに投資するならVHT(バンガード・米国ヘルスケアセクターETF)
これらのETFに投資することで、そのセクターにまるっと投資することができます。銘柄分析なんて面倒だという方はこれらのETFがおすすめです。
まとめ
今回は将来のリセッションに備えることができるセクターを3つ紹介しました。
今回の記事をまとめると以下です。
皆さんの投資がうまくいくことを祈っています。 それでは!!