こんにちは
米国株投資家であるりんりさんのブログを見ていたところ、ヴァンガード者の発表したアメリカの今後10年間のリターン予想が載っていました。
これによると、今後10年間のアメリカはグロース株(成長株)に対してバリュー株(割安株)のリターンが大きいとの予測がされています。
これまでの10年間はGAFAMと言われる、大型のグロース株によって、市場がけん引されてきましたが今後の10年間はそれが期待できないかもしれません。
しかし、米国の割安株っていったいどんな銘柄があるのか最近投資を始めた方は分からない方も多いと思います。
そこで今回はアメリカの大型バリュー株に投資できるETFであるVTVについて構成銘柄や配当、リターンについて解説したいと思います。
VTVの概要
VTVとはアメリカの大型バリュー株にまるっと投資できる商品になります。
基本的なデータをしめします。
設定日は2004年ということでリーマンショックや今回のコロナショックを乗り越えている点は良いと思います。
VTVの構成銘柄
VTVの構成銘柄はこんな感じです。
(出典)バンガード・インベストメンツ・ジャパン - 商品案内 - バンガードETF
構成一位は、ジョンソンエンドジョンソン、それに投資の神様ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイが続いています。
また、銀行株も多く組み入れられている印象ですね。
セクター別の比率はこんな感じ
(出典)バンガード・インベストメンツ・ジャパン - 商品案内 - バンガードETF
ヘルスケア、金融、資本財が多いです。
ここまで見ると、上位構成銘柄がある投資家の秘密のポートフォリオに似ている気がしますよね。
そうです。
バフェット太郎氏の秘密のポートフォリオに似ています。
これまでバフェット太郎氏のポートフォリオはS&P500指数を下回り、バカにされることも多かったですが、今後はバフェット太郎氏のポートフォリオが火を噴く可能性もありますね。
ちなみに、バフェット太郎氏の本は米国株初心者にも読みやすい本ですので、もし気になったら見てみてください。
VTVの株価値動き
青い線がVTV、オレンジがS&P500指数です。
ここ10年間のリターンはS&P500指数をアンダーパフォームしていることが分かると思います。
しかし、2009年まではS&P500指数をアウトパフォームしていることから、今後の10年間ではトレンドの転換が起こっても不思議ではありませんね。
まとめ
今回はVTVについて解説を行いました。
今後のリターンがどうなるか分かりませんが、グロース株・ハイテク株を中心にポートフォリオを組んでいる方は、今後バリュー株投資が報われる未来も視野に入れて、このETFをポートフォリオに組み入れておくのも良いと思います。
しかし、現状VTVは1株あたりの金額が3万円弱になっているので、投資を始めたての方からすると、なかなか買いにくい価格だと思います。
したがって、構成上位の銘柄を何個か個別に買っていくという手もあると思います。
色々な可能性を考慮し安定的な運用が最終的に報われると思います。
それでは