「S&P500と全米株式どっちがいい?」
「これからどちらかを積立たい」
米国株に積立投資を行う場合、S&P500に投資するか、全米株式にするかどちらかに投資することになります。
しかし、投資初心者の方やこれから始めたい人にとっては分からないことも多いので簡単には選べないかもしれません。
そこで今回はS&P500と全米株式のどちらが良いのか、過去のリターン構成銘柄をもとに解説したいと思います。
この記事を読むことで、二つの投資対象の特徴をしっかり理解できるので、ぜひ最後までご覧ください。
- S&P500(VOO)VS全米株式(VTI)どっちを買うべき?
- S&P500(VOO)VS全米株式(VTI)の比較チャート
- S&P500(VOO)VS全米株式(VTI)構成銘柄の比較
- S&P500(VOO)VS全米株式(VTI)配当金の比較
- S&P500にするべき人・全米株式にするべき人
- まとめ
S&P500(VOO)VS全米株式(VTI)どっちを買うべき?
最初に結論から言うと、S&P500と全米株式のどちらが良いかは人によって違います。
その人の投資の考え方が違うからです。
そこでまずは二つの投資対象について解説していきます。すでにどんなものか分かる方は読み飛ばしてもOKです。
これを見て、最終的にどちらがいいのかを判断してください。
S&P500(VOO)とは
S&P500とは、アメリカの優良株を500銘柄を集めて作られる株価指数です。
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が作成した指数で、アメリカの代表的な株価指標の一つです。
これに連動するように設計された投資信託、ETFが現在米国株投資をする人に人気になっています。
全米株式(VTI)とは
全米株式(VTI)はCRSP米国総合指数に連動するように設計されたものです。
CRSP米国総合指数はシカゴ大学証券価格調査センターが、発表しており米国の99%をカバーしています。
S&P500(VOO)VS全米株式(VTI)の比較チャート
2011年からのS&P500と全米株式のチャートを比較しました。
ほぼ同じようなリターンになっていますが、現在はS&P500は227%の上昇、全米株式は221%の上昇です。
またコロナ時の下落では、S&P500の方が下落率が少なく、安定的な値動きでした。
2022年10月現在はこのようなリターンでしたが、過去のリターンでは、全米株式が上回っている時期もあるので、一概にS&P500の方が良いとは言えません。
S&P500(VOO)VS全米株式(VTI)構成銘柄の比較
S&P500構成銘柄 | 割合 | 全米株式構成銘柄 | 割合 |
Apple | 7.2 | Apple | 6.11 |
Microsoft | 5.83 | Microsoft | 4.94 |
Amazon | 3.3 | Amazon | 2.77 |
テスラ | 2.07 | テスラ | 1.84 |
1.93 | 1.65 | ||
1.8 | 1.46 | ||
ユナイテッドヘルス | 1.51 | ユナイテッドヘルス | 1.23 |
バークシャー・ハサウェイ | 1.45 | バークシャー・ハサウェイ | 1.19 |
ジョンソンエンドジョンソン | 1.26 | ジョンソンエンドジョンソン | 1.07 |
エクソンモービル | 1.2 | エクソンモービル | 1.02 |
ふたつの指数の構成銘柄を比較すると、二つとも同じ銘柄であることが分かります。
違いは、その割合でS&P500の方が構成銘柄が少ないので、割合が大きくなっています。
S&P500の構成銘柄数は500前後、全米株式は4000銘柄で構成されています。
S&P500(VOO)VS全米株式(VTI)配当金の比較
S&P500の配当利回りは現在、1.76%、全米株式は1.74%の配当金です。
これはS&P500の方がある程度成熟した企業が多いので、配当金の割合が大きくなっているからです。
S&P500にするべき人・全米株式にするべき人
S&P500にはこんな人が向いています。
- ある程度厳選された企業に投資したい。
- 少しでも配当金をたくさんもらいたい。
- 安定した値動きがいい。
全米株式にはこんな人が向いています。
- 分散して投資したい。
- 小さな企業の成長も取り逃したくない。
- リスクがある程度とれる。
今回の比較を見た結果どちらが良いのか自分で判断することが大事です。
まとめ
今回はS&P500(VOO)と全米株式(VTI)でどっちを買うべきなのかチャートや構成銘柄から比較してみました。
今回の記事をまとめると以下になります。
- リターンはほぼ変わらない
- 構成銘柄数は全米株式の方が多い
- S&P500の方が下落率が低い
- 配当金はS&P500の方が多い
またこれらの指数をメインの投資にしながら、ポートフォリオの30%~40%程度で個別株投資を行うことでさらなるリターンを狙うことができます。
例えば、LINE証券のような1株から投資できる証券口座を開設すれば、高配当株投資で安定した配当金を狙うことができます。
実際に僕も高配当株投資を行っていますが、配当金が入ってくると心の安定になります。
興味のある人はぜひ始めてみてください。
また、個別株投資を行う場合は、正しい情報を集めることが重要です。
おすすめの情報収集は無料メルマガと、雑誌のサブスクサービス、過去の投資家の本です。
メルマガはいつでも始められて、いつでもやめられるオックスフォードインカムレターがおすすめです。
メルマガと言うと怪しい感じがしますが、実際に登録してみたら有益な情報を毎日配信してくれることが分かりました。
無料なので、ぜひ登録してみてください。
また雑誌のサブスクサービスを使えば以下の記事の雑誌を全て月額400円程度で読み放題になります。
おすすめは楽天マガジンがめちゃくちゃおすすめです。ポイントも貯まります。
最後に過去の投資家たちの投資法を学ぶことは、めちゃくちゃ大切です。
自己流の投資法ではなく、まずは過去の偉大な投資家の投資法をまねることがリターンを大きくすることにつながります。
皆さんの投資がうまくいくことを祈っています。それでは。