「米国株が不調なので新興国株に投資を考えている。」
「米国株だけではなくリスクの分散として、新興国株への投資を検討している。」
新興国株投資を考えた時にまず思いつくのは、新興国株式ETFのVWOやEEMだと思いますが、この新興国株ETFを買ってはいけません。
今回はこの記事を通して、なぜこれらのETFを買ってはいけないのか解説していきます。
この記事を通して正しい新興国株投資のやり方を知ることができるので、ぜひ最後までごらんください。
新興国株式ETF(VWO・EEM)を買ってはいけない理由
新興国株式ETFのVWOやEEMを買ってはいけない理由は以下の3つです。
- 中国・台湾の比率が高い
- 比率上位の国の産業がテック系企業
- 国ごとのリスクが先進国に比べ高い
一つずつ開設していきます。
中国・台湾の比率が高い
VWOやEEMの新興国株式では、ポートフォリオの約3割が中国、2割弱が台湾となっています。
たしかにここ数年で中国は大きく経済成長を遂げて、日本のGDPを超えて世界第2位の経済国ですが、ここ最近大手企業への圧力が大きくなっています。
特に習近平国家主席の再任が決定し、独裁体制が強化されたことで今後も大手企業への規制が強まっていくことを考えると、今後の中国経済は長期低迷する可能性が高いです。
また、中国は台湾への侵攻の可能性が年々高まってきており、仮に侵攻した場合の世界からの制裁を考えるととても投資できる国ではありません。
にもかかわらず、新興国株式ETFの比率は高いので、このETFに与える影響は大きいと言えます。
つまり今後長期低迷が考えられる中国の比率が高い以上VWOやEEMに投資すべきではありません。
比率上位の国の産業がテック系企業
2つ目の理由は比率上位国の産業がテック企業であるということです。
例えば、中国の大手企業と言うと、テンセントやアリババ、バイドゥが挙げられます。
また比率2位の台湾はTSMCなどの半導体企業が大きいですし、韓国についてもサムスンなどのテック企業が時価総額の上位をしめています。
たしかに、これらの企業はここ数年で大きく成長してきた企業ですが、テック企業はここ数年間にわたり大きな成長を遂げてきており、一つのブームが去った感じがあります。
また今後数年では、あまり大きな成長は予想されていません。
むしろ、テック企業に投資するなら、アメリカのテック企業の方が魅力的です。
新興国株式に投資するならこういったこれまで市場をけん引してきた企業よりも、資源を豊富に持つ国の方が投資妙味があると思います。
こういった国は長年放置されてきて関係で、割安で取引されているからです。
国ごとのリスクが先進国に比べ高い
3つ目の理由として、国ごとのリスクが高いことです。
新興国株式の財務っは先進国に比べもろいことが多いです。
新興国ETFの場合、ポートフォリオの中の企業がデフォルト(債務不履行)を起こすと、価格が大きく下がる可能性があります。
しかし、ETFの性質上その国だけを損切りはできないので、丸ごとETFを保有し続ける必要があります。
いつでもその国だけを売ることができないとリスク管理面で心配です。
新興国株式の正しい投資法と投資先
ここからは、新興国株に投資するにあたっての正しい投資法と魅力的な投資先について説明していきます。
新興国投資をするためには国ごとの管理ができるということが必要なので、投資をする場合は国ごとのETFを買うことをおすすめします。
また今後は資源を多く保有する国が魅力的なので、国の産業の中で資源の割合が多い国への投資がおすすめです。
例えば以下の国がおすすめです。
特にインドは長期で人口増加が見込め今後新興国株投資の主流になると考えています。
またこういった国のETFに投資し、どこかの国で経済危機が起きた時はその国だけを売却することでリスクをコントロールすることができます。
まとめ
今回は新興国株式ETFのVWOやEEMを買ってはいけない理由について解説しました。
今回の記事をまとめると、以下になります。
また、新興国について知りたい方や、さらなる分散投資先を見つけるには、株の情報収集が非常に大切です。
おすすめの情報収集法は無料メルマガと、雑誌のサブスクサービス、過去の投資家の本です。
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最後に過去の投資家たちの投資法を学ぶことは、めちゃくちゃ大切です。
自己流の投資法ではなく、まずは過去の偉大な投資家の投資法をまねることがリターンを大きくすることにつながります。
特に個別株投資にチャレンジしたい人は読むべきだと思います。
皆さんの投資がうまくいくことを祈っています。それでは。