こんにちは!
今回はZIM(ジム・インテグレーテッド・シッピングサービシズ)の決算が発表されたので、この決算を受けて、今後の株価や配当はどうなるか、解説していきます。
ZIMを保有している方、今後ZIMへの投資を検討している方はぜひ最後までご覧ください。
ZIMの決算内容
項目 | 予想 | 実績 | 成長率 | 判定 |
売上高 | $3.47B | $3.716B | 113% | 〇 |
EPS(1株あたり当期純利益) | 12.53 | 14.19 | 176% | 〇 |
通期のガイダンスもしっかりと上げてきました。
Twitterを見ると投資家の中での今回の決算の評価は良かったです。
今後の株価・配当
今回の決算で、1株あたり2.85ドルの現金配当を発表しました。
ZIMは利益の30~50%の配当を目安としており、3月には特別配当の17ドルが支払われましたが、それ以外では、2ドル~3ドルの間で推移しているので年間の配当は8ドル~12ドルの間に収まると思います。
しかしながら、8ドルの配当は現在のZIMの株価を考えると、10%越えの配当利回りなので、超高配当な銘柄と言うことができます。
現在のZIMのチャートは以下のようになっています。
一時90ドルにタッチした後、下落50ドル付近まで下落しました。
その後は再び上昇を続けていますが、直近の高値90ドルを超えることができるかが注目したいところです。
ちなみにこの下げは特別配当の17ドルの権利確定による売りだと考えています。
世界的なコロナウイルス流行によるコンテナ運賃の高騰により、最近の船会社の勢いが続いているわけですが、今後もこの運賃の高騰が高止まりするならば、しばらくはZIMの好調は業績は続くと思います。
しかし、経済活動の再開は着実に始まっているので、コンテナの運賃の変動には十分な監視が必要だと考えています。
まとめ
今回はZIMの決算から、今後の株価と配当について考えました。海運株の好調が現れた決算だったと思いますが、これはコンテナの運賃価格高騰によるものが大きいと思います。
運賃が下がった時に、ZIMなどの船会社がこれまでの利益を出し続けられるとは限らないので、この決算に安心せず今後も監視が必要です。
また、石油タンカー船の企業であるノルディック・アメリカン・タンカーズも今後石油価格の高騰を追い風に投資妙味がある銘柄と言われているので、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
みなさんの投資がうまくいくことを祈っています。
それでは!