皆さんはVISAのクレジットカードを利用しているでしょうか?
クレジットカードを作る時には、多くの方がVISAのクレジットカードを発行していると思います。
今回はそんなVISAの銘柄分析を行いたいと思います。
- VISAへの投資を検討している。
- VISAについて詳しい情報が知りたい方
このような方はぜひともご覧ください。
VISA(V)の基本情報
まずはVISAがどういう企業なのかをザックリと紹介したいと思います。
企業概要
ビザ(Visa Inc.)はクレジットカード会社。小売り電子決済ネットワークの運営、国際 的な金融サービスの提供に従事。金融機関、販売業者、消費者、企業、政府機関などが相互に行う決済ネットワークやデータ転送サービスを通じて、国際的な商取引を提供する。
VISAは米国の企業ではありますが、日本でも広く浸透しているため、とても馴染みのある企業ではないかと思います。
直近のチャート
VISAの直近数年のチャートはこちらです。
2020年のコロナショックを受けて大きく下落しましたが、その後は力強く上昇しましたが、2021年7月にピークを迎えた後、現在はボックス相場を繰り返しています。
財務情報・業績
VISAの簡単な財務情報はこちらです。
項目 | 数値 |
株価純資産倍率(PBR) | 12倍 |
株価収益率(PER) | 45倍 |
1株あたり収益(EPS) | 5.98 |
配当利回り | 0.74% |
年初来 | -6% |
PBRやPERを見ると、割安とは言えない水準になっています。
年初来もー6%ですが、最強指数と言われるS&P500指数は、ー10%以上なので健闘している方だと思います。
配当利回りは1%以下ですが、これは株価も上昇しているためだと思います。
次に直近の業績はこちらです。
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 |
2020.06 | 4,837 | 2,999 | 2,932 | 2,373 |
2020.09 | 5,101 | 3,142 | 3,055 | 2,137 |
2020.12 | 5,687 | 3,844 | 3,748 | 3,126 |
2021.03 | 5,729 | 3,581 | 3,628 | 3,026 |
2021.06 | 6,130 | 4,064 | 4,389 | 2,575 |
2021.09 | 6,559 | 4,315 | 4,298 | 3,584 |
2021.12 | 7,059 | 4,776 | 4,897 | 3,959 |
2022.03 | 7,189 | 4,802 | 4,542 | 3,647 |
売り上げ高、営業益、ともに着実に伸ばし続けています。
ちなみに直近の決算も好決算でした。ブタ丸さんが詳しく解説してくださっています。
Visa $V 決算 予想を上回る。
— ブタ丸🇺🇸から米国株情報 (@Butamaru_Butako) 2022年4月26日
消費と旅行の増加を背景に、利益率の高いクロスボーダー取引が業績を押し上げる。
売上25%増
決済件数17%増
クロスボーダー件数38%増(EUを除くと47%増)
ビザ17%
クレジット22%
デビット12%
内容も含めてぱっとした決算。明るくなります🐽 pic.twitter.com/IwTKMpcx83
VISAの今後の株価
ここまでの情報を受けて、VISAの今後の株価を考えていきたいと思います。
個人的に今年のVISAは期待できると思っています。
その理由としては、コロナの収束期待とアメリカのインフレです。
日本でも今年のGWが制限なしだったように、世界でもコロナウイルスから消費や旅行が復活しつつあります。
旅行や消費が上向けば、クレジットカードの使用が伸びますので、自然とVISAの業績も良くなると思います。
また、アメリカのインフレが高水準にあることもVISAにとって追い風だと思います。
インフレが起きると、物の物価が上がります。
物価が上がると人々が同じように買い物をするだけで、決済額が増えるのでVISAが受け取れる手数料も多くなります。
ちなみにインフレはアメリカだけでなく、世界でもその傾向が続いているのでクレジットカード業界のトップであるVISAはその恩恵を受けられると思います。
同様にマスターカードもクレジットカードの大手なので、投資妙味があると思っています。
まとめ
今回はVISAの今後の株価や配当について紹介しました。
VISAはテクノロジーセクターですが、業種は金融セクターに近い物があるので、金融セクターの銘柄が欲しいという方は、変なグロース株を購入するよりは、VISAやマスターカードに投資する方が良いと思います。
または、次世代の決済銘柄にまとめて投資できるETFを買うというのも良いと思います。
今後もチャンスを見ながら、VISAの投資を続けていきたいと思います。皆さんも保有銘柄に検討してみてはいかがでしょうか?
それでは!!