こんにちは。
金の価格が上がっているけど、買うべき?
どうして金の価値が上がっているの?
このような疑問に答えたいと思います。
この記事を読むとこんなことが分かります。
金の価値が上がっている理由
金を買うべきかどうか判断できる材料を知れる。
今回はこの本を参考にして記事を書いています。
金の価格が高騰中!買うべきか?
先に結論から言うと、
金はここ数年の期間で保有するのはあり!
となります。
その理由を以下で解説します。
資産としての金の位置付け
まず、金と言うのは古来より価値保存の手段として用いられています。
紙幣の価値と言うのは、政府が発行する量によって変化します。
お金をたくさんすると、市場に紙幣がたくさん流通することによって、紙幣の価値が下がり、物価が上昇します。
これを「インフレ」」と言います。
教科書でこのような写真を見たことはありませんか?
子どもが札束で積み木をしている写真です。
これは、第一次世界大戦で敗戦国のドイツが多額の賠償金を支払うために紙幣を大量に
刷った結果、紙幣の価値が暴落し紙幣がただの紙切れに近いところまで落ちたことを表す写真です。
これは、非常に極端な例ですが貨幣の価値は、政府が発行する紙幣の量で変化するため、金を購入することで、自分の資産を守ることができるのです。
したがって、富裕層は古来より金を買うことで、自分の資産を守ってきたのです。
そして、お金というのは長く保有すると、その価値が下がっていくものです。
金の価値が上がっている理由
金の価値がなぜ上がっているのかと言うと、以下の三つです。
- 経済衰退の懸念
- プライベートバンクの金の推奨
- 将来的なインフレの可能性
経済衰退の懸念
今回のコロナウイルスの影響により、世界中の企業で業績が低下したり、倒産したりすることが増えてきました。
国単位で見ても、多くの国のGDP(国内総生産)が下落しています。
このような事態で、正解的な経済活動の衰退が懸念されています。
このような状況下では、株価の上昇は難しく、またいつ暴落が起きてもおかしくないです。
こうした危機に備えて、金への需要が高まっているのです。
プライベートバンクの金の推奨
プライベートバンクとは超富裕層を相手に営業を行う、銀行だと思ってください。
ここ数年の間、景気の拡大が起きていた間は、富裕層の金の保有率はポートフォリオの全体のほんの数%でした。
しかし、コロナウイルスの影響による景気の後退の可能性を受けて、一部のプライベートバンクが金の保有比率を最大10%まで引き上げるように推奨しています。
これにより、今まで金を保有してこなかった富裕層が金の購入に向かうことで、金の価格上昇が起こるのです。
将来的なインフレの可能性
現在、米国をはじめとする政府は景気回復を目指して、紙幣を大量に刷っています。
最初に説明したように、紙幣を多く発行すると、市場に流通するお金の量が増えるので、お金の価値が下がりインフレが起こります。
インフレが起こると、お金の価値が下がってしまうので、相対的に金への需要が高まっているのです。
ちなみに今現在ではインフレが起こっていません。
なぜかというと、国民の多くがお金を預金しているので、市場に出回るお金の量があまり多くならず、インフレが起きていないのです。
しかし、コロナの収束後では国民の消費が増えるので、お金の流通する量が増えて、インフレが起こる可能性があります。
まとめ
今回は金の価格が上昇している理由を解説しました。
最初に申し上げた通り、金は今後数年間の期間で保有すると考えると十分投資対象として考えられる資産です。
僕も、ポートフォリオの一部に組み入れようと考えています。
しかし、未来は誰にも予測できません。
投資はあくまで自己責任です。
今回の記事が一つの判断になると嬉しいです
それでは