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「お金は寝かせて増やしなさい」でインデックス投資を理解【要約】

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僕は現在、インデックス投資を行っています。

 

 まだ始めて間もないということで、色々と気になることがありました。

 

「暴落したらどうするの?」

「いつまで続けたらいいの?」

「どうやって終わらせるの?」

 

皆さんもこんなことを感じたことはないですか?

そんな時に、有名投資ブロガー、水瀬ケンイチさんの「お金は寝かせて増やしなさい」に出会いました。

 

本の内容はとても分かりやすく「そもそもインデックス投資って何?」という人から、すでに投資を始めている人まで、幅広い層の人に読んでほしいと思う本でした。

 

 

そこで今回は、この本を読んでの感想や、勉強になる点、本の大まかな内容について記事にしました。

 

これから投資を始めてみたい人、投資方法に悩んでいる人、すでに投資を始めている人もぜひご覧ください。

(追記)

書評を書いたところ、ご本人からメッセージをいただきました!

めちゃくちゃ嬉しかったです!

 

 

 

本の大まかな内容

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まずはこの本の目次を紹介したいと思います。

プロローグ私がたどりついた「寝かせてお金を増やす方法」

第1章金融のど素人でもプロと互角以上に戦える「インデックス投資

第2章寝かせて増やすインデックス投資の実践法

第3章おすすめの金融機関&口座開設の手順と気になるNISAとiDeCo

第4章始めるのはカンタンだけど続けるのは意外と難しい

第5章涙と苦労の15年実践記

第6章貴重情報!インデックス投資の終わらせ方

エピローグ

目次を見ると分かりますが、インデックス投資とは何か?から口座開設、始め方、そして終わらせ方まで全てが網羅されています。

 

インデックス投資を知りたいならとりあえず、この本を読んでおけばいいというレベルです。

 

僕はすでにインデックス投資を始めているので、第3章までは読み流しましたが、第4章からは、続ける中での疑問や不安なこと、また実際に著者のこれまでの投資の実践記がどうだったか?まで事細かに書いてあり、とても勉強になりました。

 

章ごとの要約をしてみたので、参考にしてください!

プロローグ私がたどりついた「寝かせてお金を増やす方法」

 この章では著者の水瀬さんが、インデックス投資にたどり着いた経緯と、インデックス投資をおすすめする理由が書かれています。

 

水瀬さんがインデックス投資にたどり着いたいのは、投資の名著「ウォール街のランダムウォーカー」を読んだことがきっかけだそうです。

 

この本は僕も読みましたが、めちゃくちゃ勉強になるのでぜひご覧ください。

 

その本にはこう書かれています

個人投資家にとっては、個々の株式を売買したり、プロのファンドマネージャーが運用する投資信託に投資するよりも、ただインデックスファンドを買ってじっと待っているほうがはりかに良い結果を生む

この言葉がきっかけで、インデックス投資を始めたそうです。

 

さて、水瀬さんはインデックス投資の利点について3つ紹介しています。

 

手間がかからない
実は世界基準のスタンダードな投資法だから
お金の基礎知識として日常生活に役立つから

 

それぞれの詳しい解説は、ぜひ本でご覧ください。

 

第1章金融のど素人でもプロと互角以上に戦える「インデックス投資

この章では「そもそもインデックス投資って何?」という疑問に分かりやすく答えています。

 

まずポイントとして、インデックス投資とは投資信託の一種です。

 

じゃあ投資信託ってなんだ?となりますが、水瀬さんはこのように書いています。

投資信託とは私たち投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する金融商品です。

 

そして投資信託のメリットは3つ挙げています

  1. 小額から投資できること
  2. たくさんの銘柄の株式や債券に分散投資できること
  3. 運用に携わる金融機関が破綻しても資金が守られること

 

逆にデメリットもあります。

  1. 持っているだけで手数料がかかる
  2. すぐに大儲けはできない

 

投資信託が分かったところで、ではインデックス投資とは、普通の投資信託と何が違うのか?

 

インデックス投資とは、日経平均アメリカではダウ、S&P500など、市場の平均の運用を目指すものです。

 

一方、普通の投資信託とは、ファンドマネージャーと言われる人の手によって運用されるものです。

 

そして、インデックス投資に勝てる普通の投資信託はほとんどない!!

 

この章では、これさえ理解できればOKです。

 

第2章寝かせて増やすインデックス投資の実践法

第2章はめちゃくちゃボリュームがあります。

 

多くの実践方法が書かれており、一つひとつ詳しく解説してありますが、皆さんが知りたいであろうところだけ紹介すると、買うべきインデックスファンドはずばり3本だそうです。

 

  1. 日本株インデックスファンド
  2. 先進国株式インデックス
  3. 新興国株式インデックス

本当だと、運用会社も一緒に商品名で書かれていますが、この本は初版から3年経過しています。

その間に手数料が低い優良なインデックスファンドが出てきていますので、口座開設した証券会社の商品の中から手数料の低い、これらのインデックスファンドを選べば良いと思います。

 

2020年現在のおすすめはeMAXIS Slim」シリーズが手数料が業界トップクラスに安いのでおすすめです!

 

第3章おすすめの金融機関&口座開設の手順と気になるNISAとiDeCo

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この章ではおすすめの金融機関とNISA・iDeCoについて解説されています。

 

まず、水瀬さんおすすめの金融機関は二つです。

楽天証券

SBI証券です

 

これは僕も賛成です。絶対に銀行窓口、」証券会社窓口では開設しないでください!

 

次にNISAとiDeCoですが、これは投資の運用期間中の税金を無料にしてくれるとてもありがたい制度です。

 

過去の記事で紹介してるのでご覧ください

www.fflkf.com

www.fflkf.com

 

 

第4章始めるのはカンタンだけど続けるのは意外と難しい

この章は一言で言うと、

 

「必ず儲かるから安心して!そして絶対売らないで!」

 

これを理論的に書いてあります。

 

これ以上言うことありませんww

 

第5章涙と苦労の15年実践記

この章では、水瀬さんの苦労の15年間を書かれたものです。

 

インデックス投資家は日本にたくさんいますが、15年継続している人はほとんどいません。

 

この体験記では、リーマンショックライブドアショックなどの暴落時をどのように切り抜けたか、どのような当時気持ちか書かれています。

 

第6章貴重情報!インデックス投資の終わらせ方

この章が僕は一番勉強になるし、価値のある部分だと思います。

 

なぜなら、15年インデックス投資を行った人が少ないからです。

 

インデックス投資が日本に広まったのは最近のことなので、多くの人が運用途中で終わり方を語れる人は本当に少ないです。

 

水瀬さんはこの章で、インデックス投資の出口戦略を3つ書いています。

 

  1. アロケーション
  2. 定率の取り崩し
  3. 必要な分だけ取り崩し

 

詳しくは本で読んでほしいですが、リアロケーションとは「資産配分の比率変更」です。

 

エピローグ

 インデックス投資とは人の未来を信じること

 

 

この本に学ぶこと

この本で学べることは大きく2つです。

 

それは、続けることの難しさと、投資の終わらせ方です

 

実は、インデックス投資でこの二つを知らない人が、僕も含めて多いと思います。

 

続けることの難しさ

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さて、僕の思うこの本から学ぶことは、第4章からだと思います。

 

インデックス投資は投資の初心者でも、始めやすい投資方法です。

 

しかし、第4章に書いてある通り、続けることは意外と難しいです。

 

なぜなら、インデックス投資世界が好景気でも不景気でも、愚直に積み立て続けることが求められるからです。

 

あなたが積み立ててきた、お金がある日半分になってもそれでも毎月コツコツと積み立てていかなければなりません。

 

実際に著者の水瀬さんもリーマンショックの際には今まで積み立てた資産が半分になっています。

 

どんな時も積み立てることはとても難しいです。

 

それをこの本から学ぶことなのではないかと思います。

 

 

 貴重な終わらせ方

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 この本の良いところはしっかりと終わらせ方が書いてあるところです。

 

インデックス投資の終わらせ方を書いてある本はなかなかありません。

 

なぜか?

 

日本ではまだインデックス投資を何年も積み立てた人が少ないからです。

 

日本でインデックス投資が人気になってまだ年数が経過していないので、インデックス投資を始める人はたくさんいますが、ゴールを迎えた人はほとんどいません。

 

だから、インデックス投資の終わらせ方が書かれているこの本はとても価値のあるものです。

 

まとめ

 いかがでしたでしょうか?

 

始めるのは簡単なインデックス投資ですが、その道のりは決して平たんなものではありません。

 

山あり谷ありです。

 

しかし、どんな時も愚直に積み立てることこそが大事なのだという事がこの本で学ぶことができました。

 

皆さんもぜひ手に取ってみてください。

 

それでは!!