Q証券口座を開設したけれど、いろいろな言葉が出てきて、混乱する。投資信託とETFって何がちがうの?
今回はこんな疑問に答えていこうと思います。
投資信託とETFは共通することと、違う点があるので、ややこしくなりますが、そこさえ押さえてしまえば簡単に理解できます。
ETFと投資信託の違い
「投資信託」というのは、自分で株の運用をせずに、第三者に株の運用を任せるやり方です。
その代わりに、運用会社に手数料を払います。
次に投資信託とETFとの違いを「買うとき」「保有する時」「売るとき」「機能」に分けて説明します。
買うとき
投資信託は証券会社、銀行、郵便局で購入することができます。
一方で、ETFは証券会社でのみ購入することができます。
ここが、買うときの違いです。
もう一つの違いは、投資信託は購入時手数料という料金を取られます。
高いものだと3%くらいとられるので、注意してください。というかこんな投資信託の商品は買わないでください。「ぼったくり」です。
ETFの場合は購入金額に応じて、証券会社の設定した売買手数料を支払うことになります。
ちなみに楽天証券では、ものによりますがおよそ0.05%ほどです。
100万円分買っても500円です。
安い!!
保有するとき
投資信託でもETFでも保有している間には、信託報酬を払う必要があります。
信託報酬とは自分の代わりに運用してもらうための手間賃だと思ってください。
この信託報酬でもぼったくってくるので要注意です。
一般的には、投資信託と比べるとETFは信託報酬が安いと言われています。
売るとき
次に売るときです。
投資信託の場合、売るときには信託財産留保額という料金がかかることがあります。
これは、解約代金に所定の利率をかけた金額です。
ETFの場合は証券会社の設定した売買手数料を払うことになります。
買うときから売るときまでをまとめると以下の表のようになります。
機能の違い
ここまでは、投資信託とETFの売買の違いを紹介しましたが、ここからは、二つの
機能面についての違いを紹介したいと思います。
投資信託と、ETFの違いはここがとても大切なので、自分にはどちらがあっているか、よく考えながら読んでみて下さい。
自動積立て
投資信託の場合、自動で積み立てることができます。
なので、一度設定すればあとは全自動で買い付けと、運用を行ってくれます。
ETFの場合は、一部の証券会社でのみ自動積み立てを行うことができません。
したがって、一般的にETFは毎月自分で買い付けを行う必要があります。
分配金
投資信託やETFでは、年に数回「分配金」をもらえることがあります。
複利のパワーを生かすのであれば、分配金を再投資することで、運用利益が加速します。
投資信託では、設定すれば再投資を自動でやってくれますが、ETFの場合は自分で再投資を行う必要があります。
機能面についてまとめると以下の表になります。
ここまでみると、「なんでも自動でやってくれる投資信託の方がいいじゃん」と思われるかもしれませんが、ETFの場合は分配金を再投資するか、自分の小遣いとするかその都度選ぶことができます。
しかも、コツコツ積み立てていくと、分配金も増えるので、毎月お小遣いをもらうことも可能です。
自由に分配金を使うことができるというのがETFの最大のメリットだと思います。
ETFは投資をたからこそのメリットを感じやすい投資方法かと思います。
まとめ
投資信託とETFとの違いを説明してきましたが、どちらも優良な商品を選べば、とても優秀な投資商品だと思います。
しかし、これらはあくまでも、ネット証券で購入してください!!
絶対に、銀行窓口や、証券会社の窓口に行ってはいけません。
99%の確率でぼったくり商品を買わされると思ったほうがいいです。
その理由については過去の記事で紹介しているのでご覧ください。
それでは!!