こんにちは!!
今日は、与沢翼氏の「お金の真理」の書評です。
与沢翼氏と言えば、数年前に頻繁にテレビに出演していた方です。
当時僕は子どもだったので、「めっちゃ金持ちの社長」という印象しかありませんでしたが、改めて本を読んでみると、この人は稼ぐ力はもちろんですが、「お金を守る方法」がとても勉強になりました。
僕が、注目した点は以下の通りです。
今回はこれについて本書の一部を使いながら解説したいと思います。
本当の年収を知る
皆さんは自分の「本当の年収」をしっていますか?
ここで言う「本当の年収」とはあなたの可処分所得(かしょぶんしょとく)のことです。
可処分所得とは、簡単に言いうとあなたが、自由に使えるお金と思っておいてください。
さて、あなたの自由に使えるお金ははいくらですか?
それを算出する方法は、自分の手取り年収から食費や光熱費、日用品代や洋服代、携帯電話代など、「払わなければ生きていけない」お金を差し引いたお金です。
日本の平均年収441万円から、これらの費用を引くと、個人差はもちろんあれど、可処分所得は24万円ほどだそうです。
ひと月2万円です。
この自分の考えで使えるお金のどのように使うかが大切です。
短絡的な考えで使ってはいけません。
また、全部使って良いというものでもありません。
来るべき時に備えて、蓄えておくことも大切なのです。
「大手」ほど人をカモにする
「大手」と聞くとなんか安心できませんか?
しかし、これには注意が必要です。
与沢翼氏はこのように語っています。
(前略)大手企業の看板や有名大学のブランドなどに心惹かれる人はだまされやすい傾向があります。「大手のあそこ」がやっているから間違いないと盲目的に信頼する人はまずカモになっています。
海外に出てからは日本を含め世界をよりつぶさに眺めてきましたが、大手ほど人々をカモにしていることが分かります。「世界的に有名な銀行」とか「伝統のあるナンバーワンのあの会社」とかは簡単に信用してしまいがちな分、最もだまされやすいというのが私の体験上のお話です。
大手と聞くと、何か信頼できる漢字ですが、逆に言えば
最強の契約の仕組みをもっている
と考えるようにと与沢氏は語っています。
大手だからと言って、安心してはいけません。
信用してはいけません。
現金一括で買えないものは、全て身分不相応
なぜそう言えるのか?
与沢氏は家を例にして、こう語っています。
住宅ローンは、自らに実刑30年を言いわたす「お金の懲役刑」です。
どういうことか?
このように説明されています。
現金一括余裕をもって買えないすべての商品は身分不相応と考えるべきです。懲役刑ですから足枷となって長いことあなたを苦しめることになります。人間はいっときの感情を矢継ぎ早に展開させる生き物です。今の衝動は一分後の後悔です。(中略)
仮に現金一括買っていたのであれば、買った時点で所有権はあなたにありますから、損切りをしてでも残存価値をすぐに回収できますし、残るのは後悔ぐらいです。しかし、負債や分割を伴って手にしたとすると、それは支払いを終えるまであなたのものではありませんから、売る自由も、支払いをやめる自由もあなたにはありません。これはまさにお金の懲役刑です。
ローンを組む、分割で物を購入する。
これらは、あなたにとって身分不相応なのです。
なのに、日本人は平気で住宅ローンを組みます。
車を買います。
世の中の常識を今一度、疑ってみましょう。
薄い人脈は負債
ここでいう人脈はあくまで「薄い」人脈です。
あなたの大切な人や、家族、恩人を否定するつもりはありません。
与沢氏はこの「薄い」人脈について
「会合や交流会に誘われたら必ず顔を出しておく」
「出会いは多ければ多いほどいい」
こんな考えを持っているなら、時間とお金のロスなので今すぐ捨ててください。そうした薄い人脈には長期的にお金を減らすマイナス作用があります。お金を減らすだけではなく、悩みの多い人生になることも確実です。
と語っています。
これには、本書でより詳しく、書いてあるのでご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
多くの資産を持つ人は、「稼ぐ力が凄い人」もいれば、「稼いだお金を守る力」を持つ人がいると思います。
ひと昔前の与沢氏は前者、今は後者だとこの本を読んで感じました。
本書ではこれ以外にもお金の増やし方から、そもそもお金とは?まで多くの視点からお金について教えてくれます。
是非ご覧ください!!
それでは!