お金の勉強をしていると、「家を買うべきか?賃貸に住むべきか?」という話題の記事を見ます。
みなさんはどう思いますか?
僕も改めて自分で考えたり、他の人の記事を読んだりするなかで、一つの結論をだしました。
これを読めば、最初の質問で結論が出せなかった人や、家を買うか悩んでいる人が自分で結論を出す手助けになるかと思います。
結論
僕自身の結論は「人による」です。
結論になってないと思うかもしれませんが、そもそもこの議論は成り立たないのです。
理由を説明します。
そもそも家のとらえ方が違う
そもそもこの議論で家は買うべきだと言っている人は家を売る気などないということです。
家派の人は家を残りの人生の生活の拠点と考えている人が多く、家を購入後はその場所に永住するつもりなんです。
つまり、家を買った方が良いと考えている人は、何十年も住むならば、賃貸のようにとなりを気にすることもなく、自分の思ったように部屋のレイアウトや間取りを自由に考えて住めるのだから、家は買った方がいいと考えるのです。
一方賃貸派の人達は家を資産として運用できるか考えています。
アメリカと違い日本の場合は、家の価値は建てた後で年を重ねるごとに下がっていく場合が多いです。
したがって、賃貸派の人からすると家は資産として売っても損をする物であり、資産としての運用が難しいので、買うべきではないと主張するのです。
ここまでのまとめ
このように、両方の家へのとらえ方が違うのに、議論ができるわけありません。
車と自転車を比べて、視点が何かも決めずにどっちが良いかと言っているようなものです。
長距離の移動なら、車が便利ですし、健康のためなら自転車がいいですよね?
したがって、この議論は二つの話題に分けなければいけません。
話題1「売ることを想定しない時、家は買うべきか」
最初の話題は家を売ることを想定しない時です。
この場合、結論は「人による」ではないでしょうか?
家を買うことについて、もちろんメリットはありますが、同時にデメリットも存在します。
何十年というローンを払うこと、離婚、転勤などのリスク、毎年の固定資産税などのデメリットを全て考えた上で、家を買うことが自分の幸せにつながり、日々の生活への活力がでるなら、家は買うべきです。
しかし、周りの人が買っているからとか、家をもつことが一人前の証だとかいう理由で購入を検討しているなら、もう少し、考えてみるべきですし、僕はそれなら買わない方が良いと思います。
話題2「家を資産として運用する時、家は買うべきか」
この話題については、僕は買わない方をおすすめします。
最初に言いましたが、日本の住宅は建てた瞬間が一番価値が高いです。
その後は、どんどん価値は下がっていくので、家の周りが土地開発などによって、土地の価値が上がるなどしないかぎり、家の価値は上がりません。
しかし、そんなことはごくまれなので、家を資産として運用することは難しいです。
それなら、中古の戸建てを買い、リフォームなどして貸し出す方が、同じ不動産運用としては、期待できる利回りが大きくなります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回の議論の最大のポイントは家を建てた残りの人生、自分は幸せかどうかです。
家を買うと、その先何十年とお金を払うことになります。
それはあなたが健康で働ける多くの時間を家のお金にさくことになります。
家の購入は大きな決断なので、自分で、もしくは家族でよく考えて決めていきましょう。