こんにちは
お金の知識は大切なことですが、その知識を得るのは、結構大変ではありませんか?
知らない言葉、難しそうな法律、そんなイメージがあると思います。
今回は、そんな方のためにとても読みやすく分かりやすい本を見つけたので、紹介したいと思います。
「会計の神様が教えてくれたお金のルール」という本です。
これに書いてあることを実践するだけでも、生活にとても余裕が生まれると思うので、ぜひ参考にしてください。
この本を読むべき人はこんな人です↓
これからお金の知識を身につけたい人
お金の管理について何から始めればいいか分からない人
とりあえずざっくりとした知識を身につけたい人
要約
まずは、各章の要約でだいたいどんな話なのか、紹介したいと思います。
まず、この本はストーリーになっており、お金の知識のない会社員のもとに、「近代会計の父 ルカ・パチョーリ」がやってきて、お金の知識を教えてくれるというお話になっています。
夢をかなえる象みたいな感じです。
第1章「会計リテラシー?」僕、営業部ですけど
この章は、今後の章で学ぶこと(会計リテラシー)をざっくり紹介する内容なので、はっきり言うと知識だけが必要ならそんなに読まなくてもいいです。
ですが、お話は面白いので、楽しみながら学びたい方は読むと良いと思います。
会計リテラシーとは、5つのことを学ぶことです。
①お金にはコストがかかっていることを理解すること
②資本コスト以上にお金を増やす責任を自覚していること
③レバレッジを活用すること
④お金の流れをイメージすること
⑤お金を増やすために損益構造を理解していること
第2章福利を生かしてお金を増やす
この章は、複利のパワーについて述べられているものです。
複利は味方につけると、これほど頼もしいものはなく、逆に敵に回すと非常にやっかいです。
味方につけるものとしては、株式投資
敵に回すものはリボ払い(本書では悪魔の商法として扱われています)
が挙げられています。
お金を生み出す仕組みをつくることを優先させ、削れる支出を削って、投資でお金を増やすことが大切です。
第3章人の力を借りてレバレッジを活かす
レバレッジとは簡単に言うと、少ないお金で多くのお金を運用する技術です。
つまり、言い方をかえれば借金なのですが、この章では同じ借金でもいい借金と悪い借金があることも説明されています。
この章では、不労所得について、不動産投資について書かれています。
不動産投資はレバレッジを活かす投資の代表ですね。
それぞれは、ざっくりと説明してるので、興味がわいた人は、これを基本の知識として、専門的な本を読むのが良いと思います。
第4章お金の流れをイメージして回転を高める
この章では企業のお金の流れや、人的資本について書かれています。
実は人的資本については第3章についても触れられていますが、この章の方が、より実践的だと感じました。
お金の流れについては、たしかにお金の知識は身に付きますが、個人的には人的資本の話の方が役に立つと感じました。
第5章損益構造を把握して価値を創造する
この章は副業について書かれています。
ブログ、せどり、動画、安定した収入があるからこそ、副業にチャレンジすることができます。
どれが自分に合うかなんて分かりませんから、どんどんチャレンジしましょう。
また、最後の章なのでパチョーリのメッセージも添えられています。
その中で、僕が個人的に大切だと感じたメッセージがあります。
「お金を稼ぎ続けとる人は、ほぼ例外なく愛が深い」
パチョーリはお金の源は愛と表現していました。
よく、お金は汚いものとして扱われます。同じようにお金もちは悪いことをしているというイメージがありますが、これは洗脳です。
こういう思いをもつ人はいつまでもお金に愛されないと思います。
この本の感想
この本を読んで、いいところがいくつかありましたが、それは以下の通りだと思いました。
マインドと方法が両方書かれている
初心者でも挑戦しやすい内容
豊富な用語説明
お話もしっかり面白い
よく、投資の本やお金の知識の本は、実践的な方法を紹介してくれる本が多いですが、その方法を支えるマインド、考え方の部分はあまり語られないことが多いです。
この本では、考え方や方法のバランスがとても良いと思います。
初心者にも比較的とっつきやすい方法や、専門的な用語も面白いお話の中できちんと説明してあるため、とても読みやすくなっています。
まとめ
今回は「会計の神様が教えてくれたお金のルール」について書きました。
この本の表紙をめくると、次のような言葉が出てきます。
☑自分の仕事ぶりに比べると、給料が安い
☑「カード払い」と「ボーナスで穴埋め」で毎月ギリギリだ
☑高級時計を持っているが、実はリボ払いだ
☑「マイホーム」「マイカー」を持ってこそ一人前
☑「投資」はギャンブルだから手を出してはいけない
一つでもあてはなる人はぜひ、一度読んでみてください