皆さんは「変化」という言葉についてどんな印象を持っていますか?
前向きな印象?それとも後ろ向きな印象でしょうか?
両方と答える人もいるでしょう。
僕はこの本を読み、学んだこと、それは
「変化」とは楽しむもの
ということです。
ということで今回は、スペンサー・ジョンソン作「チーズはどこへ消えた」の感想をお伝えしたいと思います。
登場人物
この物語の登場人物はたったの2人の小人と2匹のネズミです。
一人ずつ紹介しますが、それぞれの特徴をよく覚えておいてください。
スニッフ
スニッフはネズミです。常に周りの変化を観察しています。そのため、いち早く変化を嗅ぎつけることができます。
スカリー
スカリーもネズミです。すぐさま行動を起こすことができます。
ヘム
ヘムは小人です。環境の変化に対していっそうまずいことにならないかと考え、怯えて変化を認めず、逆らいます
ホー
もっとうまくいくかもと思い、うまく変化の波にのろうとします。
あらすじ
この物語はとてもシンプルです。
ある遠い国に2人の小人と2匹のネズミが住んでいました。
ネズミの「スニッフ」と「スカリー」
小人の「ヘム」と「ホー」です。
彼らは毎日迷路の中で生活をしています。
そんな彼らの目的は一つ
「おいしいチーズを探すこと」です。
ネズミたちは単純で非効率的な方法で、つまり試行錯誤を繰り返してチーズを探しました。
一方小人たちは、過去の経験や教訓をもとにしながら、ネズミよりも高度な方法でチーズを探します。これがうまくいくときもあれば、その考え方が視野を狭めてしまうともありました。
そんな、小人とネズミたちは、ある日チーズステーションCでおいしいチーズを見つけました。彼らは大いに喜び、毎日そこのチーズの味を楽しみましたが、ある日いつものようにチーズの場所にでかけるとそこには昨日まであったチーズが無くなっていました。
ネズミたちはすぐに新しいチーズを求めて、行動を起こしたのに対して、小人たちはチーズがない現状に怒り、悲しみ、憤りました。
小人たちが現状に憤っている間にネズミたちが新しいチーズステーションNを見つけて、新しいチーズの味を楽しみました。
一方小人のホーは次第にこのまま現状に怒ったり、悲しんだりしていても、新しい変化は訪れないことを悟り、変化を求めてチーズを探しにいきます。その途中でたくさんのことにホーは気づき、学び、ついにネズミたちが見つけたチーズステーションNにたどりついたのでした。
感想
最初に書いた通り、この物語はとてもシンプルです。
皆さんはこのネズミと小人のうち、どれが自分に似ていると思いますか?
僕は、自分は「ホー」だと感じました。
僕は環境の変化にネズミたちほど早く適応し、行動に移すことはできません。
本当はネズミたちのようになりたいのですが・・・笑
しかし、一方で自分自身にとって望まない環境が自分の行動によってでしか、解決しないということも最近何となくわかってきました。
この本の中には、ホーが時々、自分の考えを迷路の壁にいくつかの言葉を書きます。
その言葉が、僕にとっても、皆さんにとっても良い教訓になるなと感じました。
どれも良い教訓になりますが、僕のお気に入りの言葉を紹介します。
あとは、自分で買って読んでみてくださいね!
本題に戻りましょう。
「恐怖がなかったら何をするだろう」
という言葉です。
人は変化を望んでも、変化に対する恐怖が邪魔をするときがあります。
しかし、その恐怖がなかったら?
あなたは具体的にどのような行動をとるでしょうか?
そこで考えたことが、
本当に自分がしたいこと
なのだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この物語にでてくる「チーズ」は私達の生活に置き換えることができます。
チーズは人によって違います。
仕事でしょうか?それとも恋愛?家族?
たくさんありそうです。
その人の中の「チーズ」が別の物になった時、またこの本を読むと別の見方もできそうですよね。
そして、この本は小人とネズミについて、久しぶりに集まった高校の同級生たちが議論をする場面も書かれています。この議論もなかなか興味深くて面白いですよ!!
この記事を読んで本のことが気になったらぜひ買って読んでみてくださいね!!
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そして感想などをコメントしてくれると嬉しいです!!
それでは!!